それ本気!?
予定を聞いたらなんと出産予定日の3日前。さすがにそのタイミングはいつ陣痛が来てもおかしくないし、生まれているかもしれないから絶対にやめてほしいと伝えました。しかし夫は「生まれたら次いつツーリングに行けるかわからないからこの機会しかない」と言い張り、4歳、3歳の上の子ふたりを私に任せてツーリングに行ってしまいました。そして恐れていたことが……。お昼過ぎにおしるしがあり、その後間を開けずに陣痛と思しき腹痛が始まりました。アプリで間隔を測ると10分を切っており、今すぐ産婦人科へ行かなければならないレベル。夫に「陣痛が来た」と連絡したところ、「じゃあこれから帰る! 1時間半くらい!」との返事で絶望。上の子2人を抱えて「お願いだからこれ以上痛くならないで……」と祈りながら、長い長い1時間を待ちました。そして夫がようやく帰宅→即産院へ! 自力で動けるうちに無事に産院に到着し、そのまま無事出産できました。
◇ ◇ ◇
上ふたりが安産だったこともあり夫は「3人目だし大丈夫だろう」くらいの感覚でいたようです。いくらなんでもありえないエピソードとして、懲らしめの念も込めて夫の親族や上司、同僚に言いふらしています。
作画/犬野ぽよ彦
著者:須加ちあき
30代、保育園児3児を育てる限界フルタイムワーママ。夫は同じ会社の職場/職種違い。