夏祭りに向けて大忙し
当初、本部役員になったことを後悔したのは、メインイベントである夏祭りの準備があまりにも大変だったからです。他の本部のメンバーも自分のことで精一杯。また、各クラスから選出されている役員さんの取りまとめをするのも本部の仕事です。
設営や販売係など、役員さんを振り分け、指示をしないといけません。過去の資料を見たり本部メンバーに積極的に質問をしたりして、わからないなりに努力して、役員さんを取りまとめた私。その結果、子どもたちの笑顔で溢れた大成功の夏祭りとなりました。
もう一つの大仕事は…
時が過ぎ、翌年度の4月。各クラスの役員さんを決めるのも本部の仕事です。この園では、自分の子が幼稚園に在籍している限り、年度が変わっても本部のメンバーは残ることが暗黙の了解です。一方、各クラスの役員さんは1年で任期終了ですが、役員さんになってくれる保護者はなかなかいません。
私は少し憂うつな気持ちで、担当になったクラスで「どなたか役員さんになっていただけませんか」と保護者の方たちに呼びかけました。すると「私がなります」「私も」と、意外にも次々と立候補が！ あっという間に今年度の役員さんが決まりました。
私は驚きつつも「立候補ありがとうございます。助かりました」と役員さんたちに声をかけると「昨年の夏祭りを見て今年は協力したいと思ったから」「本部のメンバーのみなさんが楽しそうだったから」とうれしい言葉が！ 前向きに取り組んだことは無駄ではなかったと私は思いました。
本部役員を引き受けたことを後悔した時期もありました。しかし、子どもたちの笑顔や、今回のような保護者の方からの言葉にはとても励まされ、涙が出そうになった私。今年度も頑張ろうと思った出来事でした。
著者：都 うめこ／6歳男児と4歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
作画：キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年6月）
