入園説明会で聞いた衝撃的内容
幼稚園に使うグッズを手作りしなければならないということを私が知ったのは、願書を提出したあとにおこなわれた入園説明会でした。私はそれまで、お店に並ぶ入園準備グッズコーナーのバッグやお弁当袋などを見ては、「どれにしようかな……」とひとりでワクワクしていたのです。
なので入園説明会でグッズの手作りについて聞いたとき、私はとてもショックで衝撃的でした。家にミシンもなければ、手芸のセンスもありません。同じ幼稚園にママ友はいない……みんなどうするんだろう? そんなことも聞かずに入園説明会から帰宅しました。
手作りはあきらめる? 周りに頼む人もいない
長男の幼稚園で手作りしなければならない物は、通園バッグ、お弁当袋、シューズ入れ、縄跳び入れ、ランチョンマット等でした。私は「幼稚園に入園願書提出前になぜ教えてくれなかったのか……」という気持ちになりましたが、入園を決めた以上準備しなければなりません。
母も義母も裁縫はできない……。そこで考えたのは、近くにある仕立て屋さんに頼むということでした。手作りをしなければならないのに、仕立て屋さんに頼むのはどうかと言われるかもしれません。でも、次男もまだ幼くそこまで時間を取れない、入園まで時間が少ない、ということから私はランチョンマット以外を仕立て屋さんにお願いすることにしました。
長男のお気に入りの生地を購入し発注
入園まで1カ月もなかったので、とにかくまずは生地を選ばなくてはなりません。私が長男に「幼稚園のバッグを作ってもらうけど、何の柄がいい?」と聞くと、「消防車!」と即答したので、いくつか店舗をまわり、長男が気に入った生地を購入することに。長男は「この布でバッグを作ってもらう!」とノリノリでした。ネットで消防車やパトカーのアップリケを見つけたので、せめてもこれだけは手作り感を……といくつか購入しました。
1週間もせずに仕立て屋さんから完成したとの連絡が。さっそく取りに行くと、想像通りのかわいらしい入園グッズが完成していました。作ってもらった通園バッグやお弁当袋にネットで購入したアップリケをアイロンでつけると、長男は大喜び! 「手作りじゃなくてごめんね……」という罪悪感もありましたが、長男が喜んでくれて私はホッとしました。
今回の入園グッズは仕立て屋さんに頼むということで乗り切りましたが、もしかしたらこれから発表会などの衣装なんかも手作りしなければならないのかもしれません。私は、自分は裁縫が苦手だから……と決めつけず、これから時間のあるときに練習していけたらなと思います。今回は本当に仕立て屋さんに感謝!と思った出来事でした。
著者:森下ミメカ/30代女性・主婦。3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
作画:ネコ山
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています