寒い日が続き、家の中で体力を持て余している子も多いのではないでしょうか。今日は、そんな子どもたちの心も体も満たしてくれる素敵な絵本を紹介します。読み聞かせをじっと聞いていられなかった、わが家の1歳の息子たちも大好きになってくれた絵本です。
『パンダなりきりたいそう』(講談社)
『パンダなりきりたいそう』は、子どものパンダが全身を使って、身の回りのモノをマネする絵本です。最初は子どもにもわかりやすい、バナナやチューリップなどの形を体全体で表現する体操が登場します。ひざを抱えながら左右に揺れておにぎりになったり、でんぐり返しでコロコロと転がってボールになったりする体操も!
読み聞かせをしている際に、いろいろな体操に何度も挑戦しているわが子の姿はとにかくかわいいです。絵本の中の「転がった子どものパンダをお母さんパンダが受け止める」というシーンでは、息子たちもギュッ!私が抱きしめてあげると、息子たちもとびっきりの笑顔でくっついてきます。親子のスキンシップにもぴったりな絵本です。
『ベビープーのおつむてんてん』(講談社)
『ベビープーのおつむてんてん』は、ベビープーたちのポーズをマネしながら、手をあげたり、手をたたいたりして楽しめる絵本です。
前半は、お口に手を当てる「あわわ」やほっぺをポン、パチパチ拍手などの動きが登場。後半には、2人で向かい合い、手をつないで引っ張り合う遊びも出てきます。この引っ張り合いっこが気に入った息子たちは、「ぎっちらこ~」「すってんころりん」を繰り返しては笑い、活発に体を動かしながら楽しんでいます。
『ぺんぎんたいそう』(福音館書店)
『ぺんぎんたいそう』には、親子のペンギンが登場。子どもでもできる深呼吸のような体操やペンギン独特の動きなど、体を動かしながら楽しめる絵本です。子どものかわいい動きがたくさん見られますよ。
わが家の1歳の息子はまだ頭が重いので、「おなかと頭をぴったんこ」という体操で何度もゴロンと転がり、微笑ましい姿を見せてくれました。おしりを振ってジャンプして楽しむ姿はまるでペンギン! 腕をパタパタして首を伸ばしたり縮めたり、ふだんは見られない動きができるところも魅力の絵本です。
動きながら楽しめる絵本の読み聞かせは、天気が悪い日の運動や親子のスキンシップのきっかけにもなります。毎日忙しいお母さんも、一冊を通して親子一緒に楽しむ時間をつくってみてはいかがでしょうか。読み聞かせのときは、今しか見られない子どものかわいらしい動きに注目です!(TEXT:ママライター夏実あさひ)