今日、2月20日はアレルギーの日と言われています。そこで、今日は赤ちゃんがいるママにとって関心の高い「食物アレルギー」の情報サイトをご紹介します。最近では新しいことが続々とわかってきているんですよ。
食物アレルギーのウソ?ホント?
あなたは食物アレルギーについて、正しいことを知っていますか?
食物アレルギーが心配なので、離乳食のスタートを遅らせる
答えは×。離乳食の開始を遅らせても、食物アレルギーの予防にはならないことがわかっています。
そのため日本小児アレルギー学会から発行されている食物アレルギー診療ガイドライン2012では、離乳食の開始は5~6か月を推奨しています。時期がきたら少しずつ食品に慣れさせるよう離乳食を開始しましょう。
血液検査で陽性反応が出たものは食べさせないようにする
答えは×。実は「血液検査陽性=食物アレルギー」ではないのです。
血液検査や皮膚テストで、ある食品に陽性の結果が出たというのは、その食品に自分のIgE抗体が反応していることに過ぎません。ですので、こうした検査やテストの結果だけでは、本当は食物アレルギーではないのに、食物アレルギーだと間違えて診断してしまう可能性があります。重要なことは検査で陽性反応が出ても、食物アレルギーの症状が出なければ、食物アレルギーではないということです。もちろん除去の必要もありません。
正しい情報をきちんと知ろう!
赤ちゃんの食物アレルギーについて、自分で思いつめてしまったり、ママ友との情報交換や、親に言われたことばかりを信じていると最新情報を逃してしまっていることもあります。アレルギーラボでは正しい情報発信をするために「アレルギーラボ」推進委員会を組織し、国立成育医療研究センターを中心に、食物アレルギーの専門家や有識者によって作られているそうです。
赤ちゃんを守るためには、正しい情報をきちんと知ることが大切。専門家のバックアップがある情報サイトを上手に使って、育児をしていきましょうね。(TEXT:サトウヨシコ)
アレルギーラボ
http://allelab.jp/