私の残業に対する夫の反応
パートを終え、幼稚園に娘を迎えに行って帰宅すると16時ごろ。それから夕飯の支度をして、夕飯が出来上がるころに夫が帰宅していました。ある日、パート先でトラブルがあり、私は急きょ残業をすることに。
帰宅すると17時を過ぎていて、早めに仕事が終わった夫は18時に帰宅しました。夕飯が出来上がっていないのを見た夫が怪訝そうな顔をしたので、パート先でトラブルがあり残業だったことを説明。
すると夫は……。
「こんなことがいつか起きると思っていたんだ!!」と突然声を荒げたのです。私は夫の怒りに驚きました。
夫のホンネは…
「本当はおまえが働くのは反対だったんだ。でも週2回だし家事に支障がなさそうだったから仕方なく承諾したのに。俺はこんなに疲れてクタクタなのに夕飯が遅くなるなんて!」と夫は言うのです。
私は今後も残業はあるかもしれないし、娘が大きくなったら経済面も考え、さらに働く必要が出てくると思っていることを伝えました。そして夫にも家事や育児に協力してほしいと懇願しました。
すると突然、夫は声が小さくなり「実は……これ以上、おまえが忙しくなったら、俺のことを見てくれないような気がするんだ……」と恥ずかしそうに言うのです。私は夫の言葉で、最近、夫婦の時間がまったくなくなっていたことに気づき、夫に対し申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
私は家事・育児・仕事のことばかりで、夫のことを考えていなかったのです。夫に寂しい思いをさせてしまったことを反省し、「今後、仕事が残業になったり、仕事が増えたりすることになっても、夫のことは大切にする。できるだけ夫婦の時間を作る」と夫に伝えました。すると、私がパートで働くことを応援してくれて、家事も育児も積極的にやってくれるようになりました。思わぬことから聞けた夫のホンネですが、これからはもっと夫婦で話し合い、協力し合っていきたいと思います。
著者:神崎 ハナ
2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。