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「ねぇ…!」同僚からの指摘に顔面蒼白⇒コソッと耳打ちされたことは…?

私は薬局の事務員として働いています。薬剤師はもちろん、事務員の私も白衣に白いパンツをはいて仕事をしているのですが、ある日、その白い制服に悲劇が……。

まさか!?

私の働く薬局では、白衣を経血で汚さないよう、生理期間になるとそれはそれはみんな気を付けていました。そのため、こまめにナプキンを交換しに席を外すのは、暗黙の了解となっていました。

 

そんなある日、生理不順の私は、仕事中に予定外の生理がきてしまいました。「今朝の基礎体温に変化はなかったのに……」とは思いましたが、いつ生理がきても慌てないようにナプキンは常に持ち歩いていたのでトイレへ。

 

幸い生理初日の経血量は毎回少量で、この日も「昼用普通」のナプキンで3時間はもちそうだなと思いました。私は特に心配せず仕事に集中し、連休前でにぎわっている病院から届く処方箋をさばいていたのですが……。パソコン作業で座ったり、薬品棚から薬を準備したりと、座ったり立ち上がったりを繰り返していたとき、1人の薬剤師さんから耳元で「ねえ、出血してる!」とささやかれたのです。

 

やさしい対応

血の気がひくような指摘に、私は一瞬固まってしまいました。「うそ! 白衣どんな状態!?」「患者さんに気づかれていない?」とパニックになり動けない私。すると、ささやいて教えてくれた薬剤師さんは自分が着ている白衣をさっと脱いで私に羽織らせてくれました。

 

その瞬間、「急いでトイレに行かなくちゃ!」と私は我に返り、患者さんに見られないようカニ歩きで待合室の隣にあるトイレへダッシュしました。トイレの個室の中で恐る恐る確認してみると、私が想像していたような大出血とはほど遠く、4つの点々の経血が白衣の裾に染み出しているくらいでした。

 

 

下着と白ズボンもあまり汚れておらず、幸いなことに薬剤師が羽織らせてくれた白衣も汚れていません。とっさに経血漏れを隠してくれた行動と、忙しくても周りに気を配ってくれた薬剤師さんのやさしさには本当に感謝しています。この日以降は、経血量が少なくても、2時間おきにトイレに行くようになりました。

 

著者/新常 理勢
イラスト/おみき

 

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

 

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