推しアイドルがいるわが家
私と夫には共通で応援している「推し」がいます。地方で活動しているアイドルグループです。
長男が生まれてからも、遊園地や商業施設でおこなわれる推しアイドルのイベントには、家族でお金や予定に無理のないスケジュールを立てて楽しく参加していました。
ある日曜日に、推しアイドルグループの新曲リリースイベントがあったので家族で観に行くことに。アイドルを見て、ショッピングモールでごはんを食べて、公園で遊んで……と楽しい休日を過ごしたのです。
先生からの衝撃の声かけが…!
そして翌日の月曜日。保育園のお迎えのときに、担任の先生から声をかけられました。
「息子くんが、日曜日にオペラを観に行ったと話してくれましたよ。オペラ鑑賞が趣味なんて素敵です。お母さんすごいですね!」と……。
オペラ……? 確かに歌って踊る人たちを観に行ったから……オペラもアイドルも一緒でいいのかな?と一瞬思ったのですが、誤解されたままではとても困る!と慌てて否定しました。
しかし、「オペラは観に行ってないんですよ」と言うだけでいいはずなのに、焦ってしまい「日曜日はアイドルグループを見に行って、グループの名前は○○って言うんですけど、歌もダンスもかっこよくて、ものすごくかわいいので先生もぜひ見てください! CDも貸せますよ!」と余計なことまで言ってしまったのです。
急に熱く語だした私に若干笑顔がひきつる先生を見て、しまったと後悔しても後の祭りでした。「そうなんですね……それはよかったですね」と、それ以上は詮索しない先生のやさしさに感謝するばかりです。
推しアイドルグループは“オペラ”と似ても似つかないグループ名なのに、いったいどこからどうなって長男が「オペラを観に行った」と言い出したのかは謎のままです。開き直って、アイドルのイベントには今も家族で行っています。
著者:秋本かなこ/2019年生まれと2021年生まれの兄弟を育児中ママ。元気な兄弟とパワフルな毎日を過ごしている。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)