始まりはささいなこと
彼と付き合って初めてきた生理の日。この日、私は家で休んでいました。
彼と遊ぶ約束などはしていませんでしたが、一応、生理で体調が悪いこと、家で休んでいることを連絡。すると、しばらくして誰かが部屋にくる音が。
妹か弟かと思っていると、部屋の扉を開けたのはなんと彼! そして、私の顔を見るやいなや彼が「うわっ。顔白。気持ち悪」「こんなにしんどそうとは思わなかった。ごめん」と笑いながら言ったのです。
生理症状でしんどい中、彼の無神経な発言にイラッとしてしまいましたが、彼が笑いながらも謝ってくれたのでこのときはスルーすることに……。
積み重なる無神経さ
しかしその後も、私が生理で体調を崩していると、「また生理かよー」「いつになったら体調治んの?」「病気じゃないんだからさ」と無神経なことを毎回言うようになりました。
それでも彼と交際を続けていましたが、ある日、彼との別れを決定づける出来事が。
それは共通の友人カップルと買い物をしていたときのこと。友人の彼女が生理中で、体調悪そうにしていました。私と友人の彼氏は彼女を気づかっていましたが、そのとき……
彼が笑いながら「病気でもないのに、大袈裟だろ」と言ったのです。
怒り爆発
彼の無神経な言葉にその場が凍りつきました。
私に対して言うのならまだしも、友人にも無神経な発言をするなんて……。彼の言動に私の怒りは爆発。ここにはいられないと、友人たちに「ごめんなさい!」と言い、逃げるように彼をひっぱって私の自宅へ。
そして私は今までの怒りすべてを彼に吐きだしました。生理に対して無神経な発言が気になっていたこと、それを友人にまで言うのはありえないということ。
しかし、それでも彼は「そんなに怒ること? ごめん」と笑っていて……。反省の色が見えない彼にあきれてしまい、私は「無神経な人とは付き合えない」と別れを告げました。彼は納得していませんでしたが、そのまま家に帰らせました。
その後、彼は友人カップルにも怒られたよう。周りにもいろいろと言われ、初めて自分の無神経さを反省したそうです。ただ、反省しても私はもう許すことはできないと伝え、完全に縁を切りました。大人になった今、彼が変わってくれていることを願うばかりです。
著者/櫻井 藍
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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