亮太さんは保奈美さんとのやり取りが麻耶さんにバレたことで、保奈美さんに危害が加わっているのではないかと心配します。
こんな風になったのは誰のせい?
離婚に向けて話し合いを進めるつもりはあっても、麻耶さんから慰謝料を取る気はないという亮太さん。
「こんな風になったのは、俺にも責任があるだろうから。」と、これまでの結婚生活を振り返ります。
もちろん暴力を振るわれることや和馬君に対する麻耶さんの態度に腹が立つこともあるようですが、それ以上に亮太さんが感じているのは自分に対する嫌悪感。
自分がなりたかった父親像からどんどんかけ離れていく今の状況に、亮太さんは強い責任を感じているのでした。
亮太さんが言うように、夫婦仲がこじれてしまう原因は夫と妻の両方にあるのかもしれませんね。
夫婦とはいえ、考え方や教育方針が必ずしも一致するとは限りません。
長い夫婦生活の中で少しずつ不満が蓄積されていけば、いずれ取返しがつかなくなることもあるのでしょう。
しかし、最後まで憎しみあって離婚するのは後味が悪いもの。
亮太さんの望み通り、別れるときぐらいお互いが向き合って冷静に話し合いができるといいですよね。