陣痛の耐えがたい痛みに悶絶する夫。長女出産のときに自分はそばにいてあげられなかったことを思い出し、「大変なときに何もしてやれなかったから、今度は自分が!」と意気込みます。
ついに生まれる!
分娩室に入った夫。会陰切開も経験しますが、無麻酔でも切られたことを感じないほど、出産の痛みは強烈でした。
つらい中で思い浮かぶのは、りささんの笑顔。りささん、長女のひまりちゃん、そして生まれてくる赤ちゃんの4人でまた一緒に暮らしたい──そう思ったところで、ついに赤ちゃんが生まれました。元気に泣く女の子です。その姿を見て、夫は「よかった……」と呟くのでした。
りささんの姿を借りたまま、夫がついに次女を出産しました。陣痛、会陰切開、出産と、普通では絶対に経験できなかったことを体験した夫は、これから何倍も頼りがいのある父親になってくれるのではないでしょうか。早くりささんにも、生まれたばかりの次女の姿を見せてあげたいですね。