いつまでも帰ってこない息子
お友だちと盛り上がっているのかな? と様子を見ていたものの、30分経っても帰ってこないのでさすがに何かあったのではないかと焦り、まだお留守番もしたことのない4歳の次男に「お兄ちゃんが帰ってきたら、お母さんに連絡入れてね」と伝え、近所を探し回ることに。
通学路や習い事の場所などを見て回っても見つからず、不安な気持ちは増すばかり。しかし、いよいよ帰宅予定時間から1時間経とうとしたころ、ついに次男から「お兄ちゃん帰ってきたよ」と連絡が届いてホッとしました。急いで家に帰り話を聞くと、お友だちと100円玉を拾い、交番に届けていたとのこと。お友だちのおうちの近所の交番だったようですが、わが家からは結構離れていたので、帰宅に時間がかかってしまったと謝られました。
「落とし物を届けるのはいいことだけど、家に帰ってこないと心配しちゃうんだよ」と伝え、「今度からは一度家に帰って、お母さんにひと言伝えてからにしようね」と約束しました。私にとっても長男にとっても初めてのことだったとは言え、あらかじめ様々なパターンを想定して、約束事を決めておかなければならないなと感じた出来事でした。
作画/森田家
著者:中村 茜
12歳と10歳の男の子の母。在宅で様々なことをしながら、趣味を楽しむ毎日。