ケース1:ママ友がランチに誘うワケ
娘が幼稚園のとき、子ども同士がお友だちになったことをきっかけに、Aちゃんママとランチに行く仲になりました。
Aちゃんママとのランチは楽しかったのですが、いつしか月に2回程度だったランチの誘いが週2回に。毎回行くのは難しかったのですが、予定が空いているときには行くようにしていました。
違和感を覚えるようになったのは、Aちゃんママがレジで「会計は一緒で」と言ったときのこと。些細なことですが、いつもは個別会計だったので、あれ? と思ったのです。
外に出てからレシートを見せてもらいお金を払おうとしたところ、「〇〇〇円ね!」と告げられました。自身のオーダーの金額を覚えておらず、Aちゃんママを信用していたこともあり、言われるがまま支払いをした私。
しかし、それが何回も続くと何かがおかしいと思わずにいられません。そこで、オーダーした料理の金額をメモすることにしたのです。
そこで気がついたのが、毎回自身のオーダーよりも数百円ほど多く払わされていたこと。1回分は少額でも、回数を重ねるとまとまった金額になります。気がついたときには、とてもショックでした。
こうなったのは私の管理不足もあったので、Aちゃんママを責めることはしませんでしたが、お付き合いを続けることもなくなりました。
その後、Aちゃん親子は引っ越しと共に転園し、それきりです。なぜ私から多くお金を取っていたのか、その本心は今でもわかりません。
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お金の切れ目が縁の切れ目と言います。トラブルにならないように、お金の管理や取り扱いはきちんとしたいと思わされる体験談でした。ママ友とのお金にまつわるモヤっと体験談はほかにもあって……。
ケース2:収入を探りたいママが…
幼稚園で仲が良かったママ友グループには、あれこれ詮索するママ・Bちゃんママがいました。あるとき、話題はふるさと納税の話に。
「電子レンジ頼んだよ〜」とCくんママが話すと、Bちゃんママはふるさと納税に詳しかったようで、目を輝かせながら「電子レンジってことは○○円くらいの寄付になるから〜、年収は○○円くらいってこと?」と、Cくんのお家の収入にまで踏み込みました。
その場の空気が凍ったことは言うまでもありません。しかし空気を変えたのは、Dちゃんママ。「電子レンジが返礼品にあるなんで知らなかったよ〜でもいろんな種類があってピンキリだもんね! ところでさ〜」とすかさず話題をチェンジ。ふるさと納税の話はそこでストップしたのでした。
私はさりげなく話題を変えてくれたDちゃんママの気遣いに感心しつつも、年収を詮索するようなBちゃんママには不快な気持ちになりました。
自分が聞かれたくないことを詮索するような人とは、距離を取ろうと決めた出来事です。
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収入は極めてプライベートな話。詮索されると気分のよいものではありません。
次の体験談も、ママ友との付き合い方の話です。距離をおきたいと思ったママ友の行動とはーー。
ケース3:「うちの子にも分けて〜」許せる?
児童館で知り合ったママ友とショッピングモールに遊びに行ったときのこと。ベビールームでおむつを替えようとしたところ、「おむつ忘れちゃった! 1枚くれない?」と言われました。
忘れてしまうこともあるかな? と思い、おむつを渡したのですが、それ以降もバッグからおやつを取り出すと「うちの子にももらえない?」、飲み物を出すと「分けてくれない?」と言うのです。
出かけていたショッピングモールには赤ちゃん用品を扱うお店があり、忘れたのなら買うこともできます。それなのにあれもこれも分けてもらおうとするママ友とは、考えが少し合わないように感じました。それ以来、お付き合いをやめたのでした。
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子どもの年が近いから、と言う理由で仲良くなったママ友には「ちょっと合わないな」と感じることもあるでしょう。価値観が合わないと感じたら、大きなトラブルになる前に距離を置くなどし、心の負担を軽くしていきたいですね。