生理周期が短く量が増加、不調も…
私が最初に変化を感じたのは40代後半のこと。生理の周期がだんだんと短くなり、生理痛が増すとともに量も多くなってきたのです。生理中だけでなく普段から動悸、息切れがひどくなり、2階に上がるだけでも「はぁはぁぜいぜい」、時にはめまいで部屋中がぐるぐる回転し、しばらく横にならないと動けないという状態になることもありました。
ほかには、手足が異常に冷えてなかなか寝付けない、気分がすごく落ち込む……ということも。もしかして、これがいわゆる更年期症状というやつか~と思い、婦人科を受診しました。
婦人科の検査でわかったことは
総合病院の婦人科で血液検査とMRI検査を受けました。その結果、私の場合は子宮筋腫があり、そのせいで貧血がかなりひどくなっているということでした。子宮摘出手術か、ホルモン補充療法で生理を終わらせるという治療を勧められましたが、義母の介護や子どももまだ小さいこともあり、手術での入院や頻繁に通院することが難しいため、もう一度婦人科専門の病院を受診してみました。
幸いに良性の筋腫でしたので、閉経すれば筋腫は小さくなるとのこと、薬で症状を和らげる治療をしましょうと言われました。血流を良くして手足の冷えを解消し生理痛を和らげる漢方薬や、鉄分を補うための鉄剤を処方されました。
3カ月ほど薬を服用したところ、手足の冷えや生理痛が緩和され、動悸、息切れもだんだんと治まってきました。どうしてもつらいときは、市販の鎮痛薬にも頼りながら閉経までなんとか乗り切りました。
貧血改善のため食事療法も試みた
貧血の治療で鉄分を補う鉄剤を服用しましたが、自分でも勉強し、毎日の食事で鉄分を含む食材をとることで少しでも貧血の症状が良くなるように努めました。
まずはレバーや赤身肉、赤身の魚、卵、乳製品などのたんぱく質をとること。また、ビタミンCを含み、鉄分の吸収率をアップしてくれるという野菜、果物、いも類も積極的に食べること。つまりバランスの良い食事を心がけるようになりました。
さらには市販の鉄分入りの飲料も試してみました。また料理のときに鉄製の鍋やフライパンなどの調理器具を使うのも良いようです。あとコーヒー、紅茶、ウーロン茶は鉄分の吸収を悪くするタンニンを含むので控えたほうが良いとのことなので気を付けています。
まとめ
更年期かと思って婦人科を受診してみたところ子宮筋腫が見つかったので、思い込まずに病院に行くことが大事だと実感しました。また加齢に伴い身体的、精神的な悩みも多くなる年ごろですが、新しいことに挑戦したり楽しみを見つけて明るく生活していきたいと思います。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:里村麻衣子/50代。子育てを終え、今は義母の介護と仕事に忙しい毎日を送る主婦。日々の楽しみは、おいしいものや体に良いものを見つけてお取り寄せしたり、 趣味の手芸でかわいいものを手作りすることにはまっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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