賛否両論ありますが、もはや将来を考えれば、子どもにスマートフォンやタブレットを永遠に使わせないという選択肢はほぼない時代となってきました。実際、悪いことばかりではないなというのが現在4歳の娘をもつ親としての感想です。
初めてタブレットを渡したのは1歳すぎ
初めてタブレットを見せたのは1歳を半年ほどすぎたころだったでしょうか。幼児用通信教育の子ども専用アプリをやらせてみたらよろこぶかしら?と思ったのが始まりでした。実際、“触ると動く”ということがうれしくてたまらないようでした。
実はメリットがたくさん
そのうちアプリより好きになったのは、YouTubeでした。最初は好きなキャラクターの映像を選んで見せていたのですが、YouTubeで「あなたへのおすすめ」に出てくる一覧から勝手に映像を選び、好きな映像を自分で見つけ出すのに時間はかかりませんでした。
1歳後半には、すでにYouTubeが大好きになり、自分でYouTubeのアイコンを押し、好きな映像を選び出して見るようになりました。
正直、1歳〜2歳くらいまでのメリットは、「親が見せていると楽」ということに尽きると思います。しかし、2歳すぎくらいから、親だけでは気付けないような子ども自身が興味を持つものを自分で見つけ出してきたり、親が教えないような言葉を覚えてきたり、マナーややってはいけないことなどを一人で学んでくるようになりました。
メリットだけではない!気を付けたいこと
とはいえ、もちろんメリットだけではありません。見せすぎは親子との関わりを減らしたり、目を悪くしたりする原因ともいわれています。また、あまり使ってほしくはない言葉を覚えてくることもあります。
「見せていると楽」というのは子どもの年齢が上がってきても同じ。ついつい、自分が忙しいときにはタブレットを渡してしまいそうになります。そこで、わが家では「ママがそうじしているときだけ」「ママが洗い物をしているときだけ」というようなルールを作ってタブレットを渡すようにしています。
まだまだ、スマホやタブレットが子どもに与える影響は未知数。今は問題ないですが、そのうち見てほしくはない映像も見出すかもしれません。子どもが小さいときこそ、きちんと親が管理しながら見せなければ、と日々、自分を戒めつつ見せています。(TEXT:ヒロコ ラメッシェ)