借金返済の最中だった僕
当時30代だった僕が、現在の妻と入籍を1カ月後に控えていたときのことです。僕は20代のころ詐欺被害に遭って自己破産。その後30代で、再び詐欺に遭い数百万円の借金をつくり、彼女と婚約しているときは返済している最中でした。
しかし、両家顔合わせを終えてからも彼女にはそのことを言えず、ずるずると入籍間近まできてしまったのです。
借金の話を聞いた彼女は…
ただ、このまま入籍してしまっては彼女に申し訳ないと思い、意を決して「もっと早く言うべきだったんだけど…」と告白。ブラックリストに載っているため、住宅ローンはもちろんのこと車のローンも組めず、クレジットカードも作れない状況だと打ち明けました。
僕は婚約破棄になる可能性もあると覚悟していたのですが、彼女は薄々ではあるものの、僕の借金に気づいていたよう。「私が本当につらかったときに、あなたは隣にいてくれた。今度は私があなたを支えます」と言い、一緒になる選択をしてくれたのでした。
その後、彼女の両親にも借金のことを報告。「なぜプロポーズのときに言わなかったのか」と怒られはしたものの、無事入籍することができました。こんな僕と結婚してくれた妻には、何年かかっても恩返ししていきたいです。
著者/倭武
イラスト/マメ美
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