はたり しかし、ある日たっくんパパがママの代わりに授業に参加した日を境に、流れが変わり始めます。以前は見守るだけでしたが、この日はたっくんが静かに授業を受けられるようにとずっと膝に抱っこしていたたっくんママ。
途中まで静かに座っていたたっくんでしたが、ゲームが始まるとママの手を潜り抜けてしまいます。さらに、ゆうくんの順番にもかかわらず、たっくんがゆうくんが取ろうとしていたカードを取ってしまいました。
たっくんママはたっくんがカードを取れたことを全力で褒めていると、それを見て悔しい気持ちが溢れてしまったのか、ゆうくんは泣き出してしまいました。そんなゆうくんを見て、煽るような言葉をかけたたっくんママ。黙っていられずはたりさんが話しかけると、たっくんママはイラッとしてしまって……！？
「わが子が1番♡」その言葉を聞いた先生は…
はたりさんと言い合いになると、
グチグチと嫌味を言い始めたたっくんママ。
「人の育て方に口出ししないでもらえますか？」
「他の子が大人しすぎるんですよぉ♡
たっくんみたいに積極性を高めて行かないと♡」
「ね？先生♡たっくんが1番積極性があって
授業もやりがいありますよね？♡」
この言葉に、メリー先生の口がついに開いたのです。
「誰が1番とかナイデス！
みんな素晴らしいデス！！」
「積極性があるのはもちろん良いですケド、
授業のルールは守っていただきたいデス！！」
怒りが爆発したメリー先生に対し、
たっくんママはキョトンとした顔で、
「やってますよ？」と返したのでした。
◇ ◇ ◇
「わが子が1番」とほかの子と比べて、息子を持ち上げるたっくんママのデリカシーのない発言に、メリー先生は感情を抑えきれなかったのでしょう。たっくんママはメリー先生の質問に「すでにやっている」と答えていましたが、その感覚はどこかズレているように思ってしまいました。
