あるとき、たっくんパパがママの代わりにたっくんと一緒に授業を受けると、息子のあまりにも自由過ぎる授業中の態度に驚いてしまいます。
後日、たっくんパパはママに向かって、「たっくんが周りに迷惑をかけている」「たっくんのことをこのまま注意しなかったら、たっくんは成長できない」と強く指摘。その言葉にショックを受けたたっくんママは、その場で倒れてしまったのでした。
目を覚ますと、病室にいたたっくんママ。そこにははたりさんやゆうくんママの姿がありました。たっくんママは目を覚ますと、会話の流れで母親に愛されなかった幼少期について語り始めました。そして、”私の幼いころのようには絶対させない”と決意をし、息子を一切注意をせずに育てていたという経緯を話していると、近くで寝ていたたっくんが起きてきて……?
息子の笑顔を見たママは…
ママの声に反応したのか、
寝ていたベッドから起きてきたたっくん。
「ママ?さっきね……お友だちがたっくんのこと、
こわいーってしなかったよ!」
「チロちゃんママがお砂ぐしゃってしたらだめよって!
でもねっ、やめたらねっ、みんなにこにこで遊べた!
たっくんうれしかったぁ!」
みんなと楽しく遊べたことをうれしそうに話すたっくん。
すると、突然たっくんママは泣き出してしまいました。
「ごめんね。私がずっとお友だちとの距離を
遠ざけちゃってたんだね……。
みんなと仲良く遊べたんだね。本当に偉いね……」
「ママ!?かなちいの!?」
ママの涙を流す姿に動揺するたっくんでしたが、
たっくんママはニッコリと微笑みながら、
やさしく話しかけたのでした。
◇ ◇ ◇
うれしそうにお友だちと一緒に遊べた報告する息子の姿を見て泣いてしまったたっくんママ。このとき、ママの心の中では反省や後悔など、いろいろな感情が巡ったのはないでしょうか。育児は試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの育児を模索していくものだと思います。今回の経験を次につなげられるといいですね。