ほかの子を見ていた一瞬で…
アウトレットの敷地内にある公園は地面がふかふかの素材で、歩き始めでも安心して遊ばせることができました。
その日は休日で人が多く、園内にはたくさんの親子連れが。隣で遊んでいた女の子が派手に転んでしまい、近くに保護者がいなかったので声をかけ、ばんそうこうを渡したりと少しの間だけ面倒をみていました。
女の子のパパがすぐ来てくれたのでバトンタッチしたのですが、今度は私の息子が見当たらなくなり……、かなり焦りました。園内を見渡しても息子の姿はなく、アウトレットの店舗の方を探し始めました。ですが、人が多くて小さな息子の姿が見えません。
結局、よく利用していた雑貨屋さんの前に立っていました。そして私を見つけるなり、「ママ、まいご!」と指をさして怒られました。迷子はあなただよと思いつつ、かわいい姿に笑ってしまいました。
ママが見つからなくてもその場から動かないように言い聞かせましたが、人が多いときは公園に行かないようにしています。
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目を離した隙に子どもが思いもよらない行動をとることってありますよね。お出かけのときは親のそばを離れない、駐車場は危険などを言い聞かせ、なるべく事故を防ぎたいですね。
イラスト/さくら
著者:田中あんこ
7歳の男の子を育てる母。家庭菜園が趣味で、お花や果物を育てている。