子育て支援センターで出会ったA子ママ
次男が1歳のとき、私は足繁く地域の子育て支援センターに通っていました。そこで知り合ったのが、同じく1歳の男の子を育てるA子ママ。A子ママと私は年齢が近いこともあり、仲良くなっていきました。
A子ママとLINE交換したことを後悔
A子ママからLINEを交換しないかと言われ、快諾した私。最初はたまにメッセージが来るだけだったのですが……。A子ママは大の電話好きだったようで、昼夜を問わず電話がかかってくるようになったのです。
最初の電話は夜9時ごろかかってきて、約2時間ほど長電話。しかも内容はA子ママの夫の愚痴や世間話。お風呂や寝かしつけの時間にかかってくることもあり、うんざりしていきました。
私自身は断然相手が手すきのときに返信できるLINEのメッセージ派で、どちらかと言えば電話は苦手。でも、せっかくできたママ友に対し無碍な対応はできないと思って相手をしていました。
家族からクレームが
相手に合わせてしまう私もいけなかったのですが、ついに夫や4歳の長男からクレームが入るようになったため、A子ママに家事や育児で電話に出られないことも多いから……と電話を控えてもらいたいことはっきりと伝えました。
しかし、それでもなお電話をかけてきたA子ママ。私は電話に気付かないふりをして、メッセージで「電話に出れなくてごめん、どうした?」と返信。既読になり、また電話がかかってくることもあったのですがそれも無視。電話の場合、何かをやっているときに手を止めなければならないため、やはり私には対処できなかったのです。
しばらくすると、電話がかかってくることはなくなりホッとしました。私から電話を取れない理由を再度説明すべきだったのかもしれませんが、一度説明したのに理解してくれなかったA子ママが自分勝手に思えてしまい、こういった結果になってしまいました。
A子ママとはもう連絡を取っていないため、偶然会ったときに気まずい思いをすることもあります。しかし、あまり深く考えすぎずに「自分とは合わない人」だったと割り切るようにしました。
もともとA子ママは電話好きで、とくに悪気はなかったのかもしれません。最初に私が合わせ過ぎたこともよくなかったと反省。相手に合わせるばかりではなく、家族のことも考え、早い段階で無理なことは無理だと伝えて、お互いに嫌な思いをしなくてすむようにしたいと感じた体験でした。
著者:鬼頭いちか/2017年と2020年生まれの男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)