においに敏感な私
私はにおいに敏感なほうだと思います。そのため、いい香りはもちろん、臭いと感じるにおいにもセンサーが反応してしまいます。
そんな大学時代のある日、友だちと話していると経血のあの独特なにおいが漂ってきました。親しい友だちだったため、思い切って「もしかして、経血が漏れてない?」と聞いたところ、漏れてはいなかったものの、その日は特に経血量が多い2日目でしばらくナプキンを替えられていない状況だったそうです。
経血のにおい対策をすることに
それ以降、私は自分自身の生理中のにおいにも敏感に。当時はデリケートゾーン用の消臭スプレーなど売っていなかったので、いかにしてにおいを拡散させないか真剣に考えました。悩んだ結果、においが重なって逆効果かもしれないと思いながらも、それしか思いつかなかったので、香水やコロンをふって生理のにおいをごまかすことにしました。
しかし、コロンを振ってもやはりにおいが漂うのでは、コロンのにおいが気になってしまう人もいるのでは、と気になってしまい、結局、こまめにナプキンを取り替えることに尽きるとの考えに。
そのため、授業中に手を挙げてトイレに行くのはとても恥ずかしかったのですが、「においがするよりはマシ」と思い、こまめにトイレに行くようにしていたのでした。
今ではデリケートゾーン用のソープやフレグランス、ウェットシートなど、生理のにおいを対策するためのアイテムがたくさん発売されています。生理でもストレスが少なく過ごせる、いい時代になったなと感じています。
著者:浦部さくら/50代女性・50代女性・子育てが一段落したアラフィフ。若いころから鉄欠乏症に悩まされ続けてきたことがきっかけでちょっとした健康オタクに。結婚、出産、育児、健康など経験してきたことや興味のあることなどを突き止めたレポートを執筆中。
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)
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