朝からトイレが詰まってしまって
私の父は転勤が多く、母もそれについて行くため、私は大学2年生の夏ぐらいから1人で実家に住んでいます。ちょうどそのころから現在の夫である彼とお付き合いを始め、彼はたびたび私の実家に泊まりにきていました。
交際は順調に続き、私が社会人1年目になったときのこと。この日も、彼が私の実家に泊まっていたのですが、朝からトイレが詰まってしまい、流すと水が溢れてくる状態に。
ラバーカップを使ってもどうにもできず、どうしようと困っているうちに私は仕事に行く時間になってしまったため、ちょうど仕事が休みだった彼に「業者に連絡しておいて!」とお願いをして、家を出ました。
彼からの連絡に驚き
すると、仕事の休憩時間に彼から「トイレ直ったよ!」と連絡が。そんなに早く業者がきてくれたんだと思っていたら、「トイレに繋がっている外の排水管を見てみたら、木の根っこがはっていて詰まっていたんだよ。作業していたら近所の人が道具を貸してくれて、無事に詰まりがとれて直ったよ」と言われたのです。
まさかの業者ではなく彼自身が直してくれていたことにびっくりしました。大変な作業だったはずなのに、さっと動いて解決してくれた彼に感謝をし、この一連の出来事を両親にも伝えると「すてきな人だね」と感動した様子でした。
それから数年後に結婚した私たち。しばらく経ったころに、ふと母から、「彼がトイレの詰まりを直してくれたことあったでしょ? その話を聞いたときにね、これから何か大変なことが起きても娘のために動いてくれそう。この人になら娘を任せられるって思ったのよ」と言われました。ほかにも彼のいいところを見てくれていたとは思いますが、この一件が母の中ではかなり印象に残っているようでした。
著者:松谷 えりな/30代女性・令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれ娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
作画:しお
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
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