自分たち家族のことを知る人のいない新天地で「やり直したい」と願いながら帰宅する幸太郎くん。しかし、自宅には変わり始めた幸太郎くんとどう接したら良いのか戸惑う祖母の姿が。
さらに、以前起こしたご近所トラブルをきっかけに周りに怯えるように。引っ越してからはさらにノイローゼが悪化し、常に人の目を気にするようになっていたのでした。
やはり変われない…?
翌朝、幸太郎くんの友人が帰宅まで迎えにきてくれ登校していきます。祖母はどこか寂しそうな表情で幸太郎くんを送り出すのでした。
そして、引っ越しをして1カ月が過ぎたころには周りともなじみ始め、充実した毎日を送る幸太郎くん。ある日、祖母が幸太郎くんに「1番仲のいいお友達は?」と質問をしてきます。続けて「どんな子なの?「親御さんはどんなお仕事をされてるの?」など、矢継ぎ早に質問するのです。そして最後に「全部ママに教えて?」とひと言。その発言にゾッとした幸太郎くんは「そんなに色々わからないよ」と言い遊びに出かけるのでした。
◇ ◇ ◇
幸太郎くんが新しい環境にも馴染んできたころに、友達関する情報を一気に仕入れようとする祖母。一体何を考えているのでしょう? 幸太郎くんの気持ちは考えないのでしょうか? 祖母の発言の真意は一体……。