引っ越しをして1カ月が過ぎたころには周りともなじみ始め、充実した毎日を送る幸太郎くん。ある日、祖母が幸太郎くんに「1番仲のいいお友達は?」「どんな子なの?「親御さんはどんなお仕事をされてるの?」など、矢継ぎ早に質問してきます。 そして最後に「全部ママに教えて?」というのです。
その発言にゾッとした幸太郎くんは「そんなに色々わからないよ」と言い遊びに出かけるのでした。
不穏な空気が…
友人と元気に遊ぶ幸太郎くん。しかし、そのすぐ側には、幸太郎くんの交友関係が気なるあまり後をつけてきた祖母の姿が……。「私の大事なコウちゃん…あんな子とお友達なの…?」と拳を握り締め不満を漏らすのでした。
後日、幸太郎くんが登校するとヒソヒソと何かを話す友人たちの姿がありました。その様子に「何かあった…?」と不思議に思い声をかける幸太郎くん。すると友人たちは急に話題を変え、いつも通りの会話を始めるのでした。 そのころ、自宅では不敵に笑い続ける祖母に「このところずっとおかしいぞ!」と祖父が指摘。祖母は「何でもないのよ…」と不気味に笑うのでした。
◇ ◇ ◇
幸太郎くんの交友関係が気になり後をつける過保護すぎる祖母。ここまでされると恐怖を感じますよね。祖母の異常な愛情がまた幸太郎くんを苦しめてしまうのでしょうか? そして、友人たちは幸太郎くんに何を隠しているのでしょう? どうか、幸太郎くんが悲しい思いをしないことを願うばかりです。