ヘトヘトなのに夫から「手抜きすぎ」と言われ…
3歳の娘を歩いて保育園に送って、お迎えの時間まで在宅勤務で働いていたときのことです。娘はお迎え後も園庭で遊ぶのが日課になっており、仕事のあとに付き合うのはいつもヘトヘト。15分ほど歩いて帰宅したら、いつも17時過ぎです。買い物に行けなかったため、夕飯は冷凍餃子を焼いて出しました。次の日も在宅勤務&保育園送迎で疲れていたので、帰りにスーパーでお惣菜を買うことに。
するとその日の夜、夫が不機嫌そうに「あのさぁ……」と話しかけてきました。夫は「2日連続手抜きじゃない? 在宅勤務でそんなに疲れないでしょ?」とブツブツ言ってきたのです。たしかに出勤するよりは、通勤時間もなく快適な環境で仕事ができますが、疲れないというわけではありません。冷凍餃子を焼くのだって娘の面倒を見ながらだと大変ですし、お惣菜だってスーパーで走り回る娘を取り押さえながらなんとか買ったのです。そんな苦労を知りもせず「疲れてない」と決めつける夫にイラッとしながらも、「疲れてないわけないでしょ!」と怒る元気もない私……。その日は言い返さずに、「うん、そうかもね」とだけ返して、すぐに寝てしまうことにしました。
翌日、夫がたまたま早く帰宅するというので、娘のお迎えに行ってもらうことに。するとその晩、夫がボソッと「ごめん」と謝ってくれたのです。そして「お前いつもあんなに大変だったんだな……」と続けます。どうやら、夫は園庭でいつまでも遊びたがる娘の対応が相当大変だったようで、晩ごはんが手抜きだと文句を言ったことを反省したようでした。
私は娘が遊びたがる性格だと夫に伝えてはいましたが、実際に経験しないとわからないところもあったのでしょう。仕事終わりに娘の遊びに付き合う大変さを理解してくれてよかったです。私も体験してないことへの決めつけには気をつけようと思った出来事でした。
著者:富安千秋/20代・主婦。3歳の娘と夫との3人暮らし。平日はワンオペ育児なのも相まって、食べむらが激しい娘との食事はいつもヘトヘト。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)