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【切った桃、そのまま保存しないで…!】パティシエが教える「時間が経ってもきれい」裏ワザ3種類

こんにちは。食後のフルーツはごちそう、ライターの蘭ハチコです。先日、スーパーでピンク色に輝く桃を発見しました。

思わず手が伸びましたが、桃は時間が経つとすぐに変色するのが悩みの種。せっかくの美しい桃も、見栄えが台無しになってしまいますよね。

そこで変色予防にはどの方法が効果的なのか、検証してみました。

桃の変色を予防する3つの方法

桃の変色を予防する3つの方法

 

桃が変色する原因は、果肉が酸素に触れることで起こる化学反応。桃に含まれる酸化酵素とポリフェノールが酸素と反応すると、変色してしまうのです。

 

この反応を抑えるためには、酸素との接触を減らすか、化学反応自体を防ぐことが効果的だと言われています。

 

今回は、3つの異なる方法を用いて、変色防止効果を比較してみました。それぞれ紹介しましょう。

 

【変色予防法①】レモン水に漬ける

桃の変色を予防する3つの方法

 

こちらはパティシエの方が「パフェやケーキを作る時によくやっていたよ」と教えてくれた方法。200mLの水に対し、レモン果汁を小さじ1程度入れて、10分を目安に桃を漬けます。

 

レモンに含まれるビタミンCが化学反応を抑え、変色を防げるのだとか。

 

【変色予防法②】塩水に漬ける

桃の変色を予防する3つの方法

 

次はネットで検索してヒットした方法です。200mlの水に対して1〜2gの塩を入れて塩水を作り、そこに桃を入れます。

 

漬ける時間がわからなかったため、レモン水に合わせて10分間漬けました。

 

塩水も化学反応を防ぐ効果があるようです。

 

【変色予防法③】砂糖水に漬ける

桃の変色を予防する3つの方法

 

こちらもネットから仕入れたやり方です。200mlの水に対して大さじ1程度の砂糖を入れます。砂糖水の粘度が桃の断面に膜を作って、空気から守ってくれるそう。

 

同じく10分間漬けました。

 

我が家では三温糖を使っているため、砂糖は色が付いています。

 

【検証実験】桃の変色予防はどれが最適!?

桃の変色を予防する3つの方法

 

検証では個体差をなくすため、同じ桃を使用。

 

約1cm角に切ってそれぞれ10分間、各水に漬けました。左からレモン水、塩水、砂糖水です。

 

水から出した後は軽く水けを切り、エアコンの効いた室内で観察。なお、比較のために対策を施していない桃も用意しました。

 

最後に、味の変化の有無も比較します。

 

【検証結果】長時間であれば塩水が効果的

桃の変色を予防する3つの方法

 

検証の結果、どの方法も30分程度では大きな差は見られませんでした。しかし、1時間以上経過すると、塩水に漬けた桃が最も変色の少ない結果となりました。

 

お弁当などに入れるのであれば、塩水に漬けるのがおすすめです。

 

それぞれの時間ごとの変化を写真でみていきましょう。

 

30分後の桃の変色

桃の変色を予防する3つの方法

 

30分後、対策なしの桃は全体的に黄色くなり始めてきました。レモン水、砂糖水に漬けた桃も、角が少しだけ黄色く変化。

 

塩水で漬けた桃がもっとも変わりがありません。

 

1時間後の桃の変色

桃の変色を予防する3つの方法

 

1時間経つとレモン水、砂糖水に漬けた桃は角の変色がやや目立ち始めました。塩水に漬けた桃にも少し変色がみられますが、一番目立ちません。

 

2時間後の桃の変色

桃の変色を予防する3つの方法

 

2時間経ちました。対策なしの桃、レモン水、砂糖水に漬けた桃は全体が茶色くなり、対策をしていないものと、ほぼ変わらないレベルに。

 

5時間後の桃の変色

桃の変色を予防する3つの方法

 

そして5時間経つと、どの桃も茶色く変色しています。肉眼で見ると、塩水に漬けた桃がもっとも「まし」な状態でした。

 

ちなみに、ラップで包んで冷蔵庫で5時間保存してみた桃はこちら。

 

桃の変色を予防する3つの方法

 

対策をしていない桃と同様に全体が茶色くなっています。長時間保存する場合、ラップで包む方法はあまり効果がないようです。

 

変色予防をすることで味に影響はある?

桃の変色を予防する3つの方法

 

レモン水に漬けた桃を食べてみると、対策をしていないものと変わりなく、酸味もありませんでした。

 

塩水に漬けた桃は、表面からごくわずかに塩気を感じました。200mlの水に約2gの塩を入れましたが、これ以上塩が多くなると、しょっぱさを感じるかもしれません。

 

量を守った方が良いでしょう。

 

砂糖水に漬けた桃はやや甘い気もしましたが、さほど変わりない印象。

 

どの桃も美味しく食べられましたが、どれも水分が抜けてジューシーさは剥きたてに比べると段違いです。

 

剥いてすぐ食べるのがベスト

3つの変色予防方法を検証しました。時間を置いたことで、味がまずくなることはありませんでしたが、やはり剥きたてのフレッシュさには敵いません。

 

できるだけ、剥いてすぐに食べるようにしましょう。

 

 

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    著者プロファイル

    ライター蘭ハチコ

    業務スーパーとカルディに毎週通い、お得に美味しく適度な手抜きをして生活しています。海外グルメとお酒のおつまみには目がないwebライターです。「美味しいものは人を幸せにする」と信じています。毎日がちょっと幸せに過ごせる、お得で美味しい素敵なモノをご紹介します♪

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