真夏に停電は「熱中症」の危険大!
今年の夏は、地震やゲリラ雷雨、台風など本当に気候に振り回される毎日ですね。
今や、あらゆる地域で災害の可能性があり、それに伴う二次災害「停電」の可能性もあります。停電のために、乾電池や懐中電灯、ラジオなどを防災袋・非常袋に用意していても、エアコンが止まる想定は準備できていないご家庭も多いのでは?
しかし、エアコンや扇風機がとまったら、それこそ「命の危機」。今後、非常袋を見直す機会には「真夏の熱中症対策」も忘れてはいけません。
キャンドゥに瞬間冷却してくれるパックがあった!
こちらがキャンドゥの「速攻冷却(携帯用冷却パック)」です。価格は税込110円(2024年8月現在)。
同じような商品がダイソーにも売っていましたが、8月中旬時点で筆者宅周辺のダイソー店舗では売り切れていて、筆者宅周辺のキャンドゥではこちらの在庫はまだありました。
また、価格は違いますが、同様の瞬間冷却パックは薬局やネットショップでも販売されているので、買いたい時はそちらを探してみるのもおすすめです。
さて「瞬間に冷却されるパック」とはどのように使うのか、実際に試してみたいと思います。
使い方は結構特殊なので「試してみた」
キャンドゥの瞬間冷却パックは初めて使う場合、結構とまどう特殊な使い方なので、パッケージの裏の使用方法をよく読む必要があります。実際に、どんなふうに使うのか筆者が試してみました。
【使い方1】まずは平らなところに置く
まずは、速攻冷却を「平らなところ」に置きます。
この後のアクションが結構派手なので、これを怠るとケガをする可能性があります。必ず平らなところに置いてください。
(大前提として、このアルミの外袋はやぶりません。外袋がやぶれたり傷ついたりした場合は使用をやめてください。)
【使用方法2】ガツンとげんこつで叩く!
次に、コブシを作って中央めがけてガツンと強くたたきます。
これで、一瞬で冷たくなるはず……?
あれ、冷たくなってこない?
実はこのアルミの外袋の中に、もう一つ空気が入ったような袋が入っています。それをやぶることで冷たくなる仕組みなので、力の弱い女性や子どもだと失敗しがち。
こんな時は、もう一度もう少し強い力でたたいてみてください。
もっと強い力で、中の袋を割るつもりで!
今度はもっと強い力でガツンと、テーブルが揺れて下にいた猫がびっくりするくらいの強さでたたきました。
すると、中の空気の袋がやぶれた感触がありました!
一瞬で「冷却」完了!
中の袋がやぶれたらまさに一瞬で氷点下まで冷却されます。(氷点下になるとパッケージにも記載されています)。要するに「0℃以下」、一瞬で氷より冷たくなりました!
【使用方法3】素手だと冷たすぎるので、布に巻いて使用
氷点下ということは、そのまま肌に密着させるとヤケドする恐れがあります。必ず衣類の上からやタオル、ハンカチなどで包んでから使用します。
これだけ冷たいとエアコンがなくても何とかなりそうですね。問題は、どれくらいの時間この冷却を保つのかということです。
次は「どれくらい冷却時間が保てるのか」検証します。
検証!どれくらい冷却時間が保つか計ってみた!
公式サイトには保冷時間は、「室温30℃で約50分(使用状況により異なります)」と記載されていました。
実際にこの冷却パックを使用した際、いったいどのくらい冷却時間が保てるものなのか、検証したいと思います。
【検証した環境】日中の屋内
室温:27℃(エアコンを入れています)
方法:部屋に置いておいて10分ごとにさわって確認
こちらで、どれくらい冷たさが保たレルのでしょうか?当然ながら、スタート時は冷却後すぐだったので「氷点下」状態でした。
【冷却検証10分後】まだまだ冷え冷え
10分経過しました。
キンキンに氷点下だったところから、氷点下を脱してきたくらいの冷たさに。それでも0℃くらいではないかと感じます。まだ布に包まないとヤケドしてしまいそうなほど冷たい状態です。
【冷却検証20分後】氷点下ではなくなったけれどまだ冷たい
20分経過しました。この時点で完全に氷点下から脱して、0℃以上になったように感じます。最初の氷点下から比べるとぬるく感じますが、触るとまだまだ冷たい状態です。ただもう布に包む必要はないくらいですね。
【冷却検証30分後】ここで完全に「水が入った袋状態」に
30分経過した時点で、完全に「水が入った袋」状態になりました。ということで、室温にもよると思いますが、冷却時間は30分程度です。
ちなみに、筆者家族が釣りに行って炎天下で肌につけて使用した時は「20分くらいで冷たくなくなった」と言っているので、平均して大体20分~30分くらいではないでしょうか。
繰り返して使える!水の入った袋でも冷たい!
炎天下ではかなりぬるくなるようですが、室内であれば冷却時間が終わってしばらく放置すると「水道水の温度」くらいに戻ります。手をはさんで体温計で計ると「35.3℃」まで冷やしてくれました。(筆者のこの時の体温は36.4℃でした)
実際に風呂上りに、この使用後の冷却パックをほてった体のワキにはさんで使ってみましたが、ひんやりして気持ちよかったです。
保存期間は「3年程度」と記載するメーカーも
室内での熱中症対策に、繰り返して使用できる「速攻冷却」パックは、非常袋に加えたい新たなグッズと検証できました。
こちらの商品には記載はありませんでしたが、他メーカーは「保存期間3年程度」と記載があるものもありました。3年に一度を目安に買い直しすると良さそうですね。ぜひ、ご家庭で今年も非常袋の見直しを!
※価格などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。また店舗により在庫の状況も異なりますのでご了承ください。