姉・なーにゃんが、通院の付き添いのときに、あーちゃんに実印が必要な理由を聞いてくれました。すると、あーちゃんから返って来た答えは「何もないわよ」のひと言……。まさかの回答に、なーにゃんも驚きを隠せません。しかし、バッグの中から何やら手続きの方法が書かれたメモを発見。「再発行」や「保険証」という文字も読み取れるそのメモは、電子マネーがチャージされたカードを再発行する手続きについて書かれています。おそらく話の発端はこの手続きについてだと思いますが、実印が必要だとはどこにも書いておらず、真相はわからぬままとなりました。
しょっちゅう使っているのに……
あーちゃんは、やたらとポイントカードにこだわっていて、作ってはなくし、再発行をする……を繰り返しています。
もうこれ以上作らないように姉が言うと……。
めちゃくちゃ頼もしい返事が返ってきましたが……。すぐに忘れられそうで不安です。
先日の実印騒ぎの際、保険証の再発行手続きをしていたことが判明しましたが、通院のときには持っていたはず。それが再発行前のものかあとのものかを判別するため、家を探してもらうと……。
あっさり見つかりました!
「保険証」を探していたあーちゃんは、「後期高齢者医療被保険者証」がそれだと認識できなかったようです。
あーちゃんの手元にある保険証が、再発行したものかどうかわからないため、次回の通院時に確認しようと姉と話し合いました。
あーちゃんは、なぜかポイントカードにこだわっていて、すぐに作ってはなくし、そして再発行します。しかし、なくしたと思ったカードが出てくることもあり、どれが使えるカードなのかわからず何枚も財布に入っていることも。そして、「ポイントを貯めるとお得」と漠然と思っているだけで、使い方はよくわかっていません。そこで、いろいろな話が混ざってややこしくなるので、今後はカードを作らないよう姉が言いました。その場では納得していましたが、すぐに忘れるだろうなぁ……。
先日、実印が必要だと言い始めていろいろと話しているうちに、あーちゃんが保険証をなくして再発行手続きをしていたことが判明しました。一応、まだ手続き中のようですが、病院のときには保険証を持って来ていて、それが再発行されたものなのかどうかがわかりません。そこで、姉があーちゃんに電話をかけて、家の中を探すように言ったところ、あっさり発見。あーちゃんは現在77歳で後期高齢者になるので、保険証の正式名称が「後期高齢者医療被保険者証」となります。それが「保険証」と同じだということを、あーちゃんは認識できなかったようです。
普段あまり使わないものではなく、しょっちゅう使うものでも、こうして急にわからなくなるのはなぜだろうと不思議に思ってしまいますが、それが認知症ということなのでしょう。姉と話し合い、とりあえず保険証は見つかったので、次に病院へ行ったときにそれが再発行手続き後のものかどうか、実際に見てから考えようという話になりました。
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ポイントの使い方はわからないけれど、なんとなく貯めているとお得に感じるというのは、よくわかります。ただ、同じカードが何枚も財布に入っていると、ややこしいですよね。そして、保険証の正式名称については、認知症とは関係なく混乱する人もいると思うので、どこかに「保険証」と記載してくれるとありがたいですね。
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