第4子の妊娠を伝えてモヤッとしたこと
わが家には4人の子どもがいますが、4人目を妊娠した際に家族や友人へ伝えたときの反応はさまざまでした。その中でもほぼ全員が気になっていたことは、性別について。
上の子たちは女の子2人、男の子1人だったので、「4人目は男の子がいいね! 女の子だとバランス悪いもんね」とよく言われました。
私は元気に生まれてきてくれたらどちらの性別でもいいと思っていたのですが、あまりに言われるので、いい気持ちはしませんでした。
出産後、性別を知った周囲の反応は?
妊娠7カ月ごろには性別も判明しましたが、周囲に聞かれても濁してあまり答えないようにしていました。その後、無事に出産。性別は男の子でした!
友人たちへ出産報告をしたときに性別を伝えると、「おめでとう! 男女比率が同じで良かったね!」という形の反応がほとんどでした。私は「元気に生まれてきてくれてよかったよ」とだけ返していました。
しかし、友人の中でただ1人だけ、「無事に生れてきてくれてよかったね。男女どちらでも子育ては大変だろうし、無理せずに過ごしてね」と言ってくれた友人がいました。
その言葉を聞いたとき、とてもうれしくなり、涙が出てきてしまいました。気にしないようにしていたつもりでも、私自身、実はどこかで性別について聞かれることをとても気にしていて、それが少し嫌だったのだと実感しました。
息子が4歳になった現在、子どもたちの性別や男女比率に関して何か言われても、何も感じません。しかし妊娠中に聞かれたときにはナイーブになっていたのか、気にしてしまっていました。妊娠を継続することや、無事に出産することだけを意識すればよかったと今では思います。私自身も、相手に伝える前に一度よく考えてから発言しなくては、と考えさせられる出来事でした。
著者:高山ななみ/30代女性/2013年、2015年、2018年、2020年生まれの4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)