スマホに夢中で空返事ばかりする夫
子どもたちはブロックで作った作品を夫に褒めてもらおうと「見て、わんわんのお家だよ」「パパ、これバス。右に曲がります、ご注意ください」と必死に話しかけます。しかし、スマホに夢中な夫は画面を見たまま、「すごいね」「じょうずだね」と明らかに棒読みで適当な空返事ばかり。
私は、「ねぇ、スマホをずっと見ないで子どもたちも見て」と言いましたが、夫はそれすらも「はいはい」と空返事。そんな夫の不真面目な態度に、次第に双子たちは不満を募らせていったのです。
双子がとった驚きの行動
夫の態度に怒った双子たち。二人ともブロック遊びを止め「何見てるの?」と夫に近付きました。そして、突然娘が夫からスマホを取り上げ、近くにいた息子に渡しました。
息子はすぐに浴室まで走り、驚いたことに「ぽーいっ」と言って夫のスマホをお湯を張っていない浴槽内へ投げ入れたのです。そのときの娘と息子は、スマホさえなくなれば夫が自分たちを見てくれると信じているようでした。
幸いスマホは無事でした。最初夫は子どもたちを叱ろうとしたのですが、私が「構ってほしかっただけだよ」と言うと、夫は「そうかもしれないけど……」と私に反論してきました。しかし、結局反省はしたようで、その後は子どもたちが話しかけてきたときはしっかりと子どもの顔を見て感情を込めて返事をし、子どもたちも満足そうでした。
著者:長谷川 なぎ/30代女性/4回の体外受精の末、令和3年に男女の双子を授かった、2児の母。営業事務やコールセンターのオペレーター、イベントスタッフ、工場ワークや物流会社での肉体労働など、学生時代からさまざまな職種を経験。現在は、多彩なジャンルでライターとして活動中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)