『マツコの知らない世界』で紹介された「兆楽(ちょうらく)」とは?
昭和30年代創業の中華料理店「兆楽」。渋谷の宇田川町と道玄坂に2店舗あり、今回は宇田川町店を訪問しました。
渋谷駅から歩いて5分以内で到着。黄色い看板がよく目立ちますね。
兆楽は、テレビ朝日『アメトーーク!』で「兆楽大好き芸人」の特集が組まれるほどの人気店。オズワルドや空気階段・鈴木もぐらさんなど芸人さんも通っているそうですよ。
実は、訪れるのは2回目。
1回目は土曜日の夜に行ったのですが、15分ほど並んだ記憶があります。この日は平日の13:00頃でしたが、行列もなくすんなり入店できました。
店内に入ると、壁一面にメニューがずらりと貼られています。平日ということもあってか、店内はサラリーマンが多め。女性の1人客もいました。
オーダーしたのは『マツコの知らない世界』で紹介されていた「ルース焼きそば(870円 税込)」。
ソースではなく“ルース”です。青椒肉絲(チンジャオロース)のロースが語源のよう。
前回、友人が頼んでいたのをひと口もらったらすご~くおいしくて、全部食べたくなったため再訪しました。
カウンターから見える厨房を眺めながら、待ちましょう。
カンカンカンと小気味よく中華鍋が揺れて、続々と作られる料理の数々。湯気がもくもくと立ちのぼっていて、めちゃくちゃよい光景です。
飛び交う店員さんの中国語も、とってもいいBGM。
唯一無二の絶品ルース焼きそば
「え!?もう??」注文をしてから、5分も経たないうちに運ばれてきました。この提供の速さにはびっくり。
しかも、うれしいスープ付きです。
焼きそばの上には、豚肉とピーマン、タケノコ。醤油とオイスターソースをベースとしたあんがとろりと絡んでいます。
ちなみに「ルースチャーハン」「ルースラーメン」もあって、そちらも人気。
熱々のうちに、いただきましょう!
中華だと油ガツン!にんにくガツン!というイメージがありますが、こちらはやさしい味。ほんのり甘いあんには、コクがたっぷりと詰まっています。
タケノコのジャキジャキ食感、ピーマンのシャキッと食感がたまりません。家庭では真似できない火入れのバランス。
たくさん入った細切りのお肉のおかげで、食べごたえ抜群です。
そして、麺はもっちり!焦げのついた部分は、カリッとしていて香ばしさがあります。このコントラストがたまらないのなんのって!
あんかけ焼きそばはあっても、青椒肉絲をのせた焼きそばは他にないのではないでしょうか。唯一無二の味です。
お皿に添えられていた、辛子をつけて食べてみましょう。
焼きそばに辛子は普段つけないのですが……これまた合う!まろやかな味がシャープになって、引き締まりました。
少し刺激的な辛みが後味に残って、よい余韻に。
シンプルスープの奥深さ
スープの具材はネギだけというシンプルさ。しかし口に運ぶと、鶏ガラでとられたであろう出汁がぶわ〜っと広がりました。
輪郭がはっきりしていて、口の中がリセットされるよう。新たなひと口で焼きそばを食べられます。
調味料を駆使して味変しよう!
忘れちゃいけないのが、卓上調味料。ラー油、酢、醤油、こしょう、一味が並んでいました。
それぞれ少しずつかけて食べてみたんですが、私のおすすめは酢。
爽やかな酸味が全体をさっぱりと仕上げてくれます。私の胃袋へどんどん吸い込まれていきました。
最初はボリュームがあるように感じた焼きそばも、スープを飲んだり味変をしたり楽しんでいると、あっという間にぺろり。
女性でも残さず食べられる量で、最後までずっと「うまい!」が続きました。
渋谷に行ったら兆楽へ
兆楽は、何度でも通いたくなるおいしさでした。ルース焼きそばを目当てに行きましたが、他のメニューも食べたくなります。ちょい飲みするのもよさそうです。
ぜひ、足を運んでみてくださいね。
兆楽 宇田川町店
営業時間:11:00~翌3:00(L.O.2:30)
TEL:03-3461-6400
住所:東京都渋谷区宇田川町31-5
定休日:火曜日
※価格などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。