妊娠を機に「何か赤ちゃんのために作ってみよう!」と思うママも多いのではないでしょうか?今まで洋裁とは無縁だったママでも、赤ちゃんのおもちゃなら簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみて下さい!
わが子がそのおもちゃで遊ぶ姿を思い浮かべながら作れば、幸せな気持ちがいっぱいつまったおもちゃが完成しますよ。
思い出に残る♪おもちゃの手作り
赤ちゃんが初めて遊ぶおもちゃといったら、ガラガラが思い浮かびますよね。最初は自分の手で握れないので、ママが目の前で見せたり振ってあげたりすると、興味を示して目で追うようになります。
そのうち自分で持てるようになったら、握って眺めたり、音を出してよろこんだり、感触を確かめたり、ときには舐めてみたりと五感を使って遊ぶようになります。そんな赤ちゃんの初めてのおもちゃは、もちろん買ってあげてもいいのですが、手作りするのも素敵ですよね。
たとえ、形が市販のもののようにキレイじゃなくても気にしない! 赤ちゃんのために、ママが手作りしてあげたことが大切なんです。大きくなってからも、きっと思い出に残りますよ。
ガラガラを手作りしてみよう!
必要な材料は、タオルやパイルなどのやわらかくて汚れたら洗える綿素材です。手芸屋さんにも売っていますし、家にあるタオルを利用してもOKです。中に入れる化繊綿、鈴(少し大きめがおすすめ)などは、手芸屋さんで購入しましょう。
作り方は、まず好みのデザインを決めて型紙を作ります。(ざっくりでOK!)赤ちゃんが手で持ちやすいようにドーナツ状の持ち手部分を作ってあげるといいですよ。
布地にデザインの型紙を載せて、縫い代を型紙の大きさの外側に1cmずつ付け、布地を2枚カットします。2枚の布地を中表にして縫い代部分を縫っていきます。8割方縫えたら表に返して化繊綿と鈴を入れ、入口を縫い合わせましょう!
赤ちゃんの安全に配慮してつくる!
ガラガラの土台ができたら、動物なら顔の表情などを付けていきます。赤ちゃんは、なんでも舐めて物の感触を確かめるので、動物の目や鼻など、顔のパーツは赤ちゃんが舐めても取れないようにすることがポイントです。
ぬいぐるみを作るとき、目や口などはフェルトを切ってボンドで貼る場合がありますが、赤ちゃんのおもちゃに関しては、ボンドを使うことは望ましくありません。フェルトを使う場合は、縫い付けるといいですよ。
目や口などは、刺繍をすると安心です。中に化繊綿を詰めるときは、あまりパンパンにつめすぎると肌触りがよくないうえに、鈴の音が聞こえにくくなります。綿は少しやわらかく、ふわっとつめましょう。
赤ちゃんのガラガラに使う生地はほんの少し。ミシンを使わず手縫いで作れるので、今まで縫いものをあまりしたことがない人でも手軽に挑戦できます。すきま時間を利用して作ってみてはいかがでしょうか? 赤ちゃんもきっとよろこんでくれますよ。(TEXT:佐藤 真由美)