田舎に引っ越した初日、パパが出したゴミをすべて持ってきた隣の住民。その理由は、ゴミの出し方が地域独自のルールに反していたからでした。
あまりに多すぎる独自ルールと、他人のゴミの中身まで確認してくる見回り隊についての説明を受けて困惑する夫婦。
香奈ちゃんに対しては、「パパに似たほうがよかった」「もっとかわいい服を着せてあげたら?」「髪をきちんと結ってあげないとかわいそう」などと、言いたい放題でした。
隣の住民が立ち去ったあと、我慢の限界に達したママはブチギレ!
今後、隣の住民とは関りを持たず、ゴミ出しの独自ルールも気にしないと言い出しました。
そんなママに、パパは「田舎のルールには従うべき」と諭します。
納得いかない様子のママですが、パパがそう思うことには深いわけがあったのです。
田舎特有の環境による子どもへの影響
「俺らが嫌われると、香奈にも影響があると思う……」
パパは、祖父の家があった田舎で起こった出来事について話し始めました。
祖父は、所有していた山を売却しようとして村の人々から批判され、まだ幼かったパパの父親までもが仲間外れにされたようなのです。
“非常識な親のところの娘”
香奈ちゃんに、そんなレッテルをどうしても貼らせたくないパパなのでした。
パパの祖父が住んでいた地域と同じ現象が、新しく住み始めた地域で必ずしも起こるとは限りません。娘への影響を考えることも大切ですが、すべてを我慢する必要はないでしょう。
一度自治会などの話合いの場に参加し共通認識を確認するなど、断絶ではなく地域住民と適度に交流しながらすり合わせていくと、生活もしやすくなるかもしれませんね。
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