人生の「おめでたい報告」と言えば妊娠報告。でも、意外と悩ましいのが……妊娠報告の順番とタイミング。妊娠はデリケートな問題だけに、「すぐに報告!」とはいきませんよね。
どの順番で、どんなタイミング報告すべきなのでしょうか。一緒に考えてみましょう。
サポートをお願いするなら実父母!
妊娠した女性にとって誰より頼りにしたいのがご主人。もちろん、最初に妊娠報告をする相手でもあります。しかし、妊婦の具体的な悩みを相談できるのは、なんといっても先輩ママである実母でしょう。特に妊娠初期には、小さな不安や疑問が次々と頭に浮かんでくるものです。ちょっとした体調の変化や赤ちゃんへの影響など、いつでも相談に乗ってくれるサポーターを確保したいもの。
そのため、多くの女性がご主人の次に妊娠報告をおこなうのが、実父母なのです。親であれば安定期を待たずとも、気軽に報告できますよね。大人になっても子どもは子ども。予期せぬアクシデントがあったとしても、娘を支えて一緒に乗り越えてくれるとっても頼もしい味方なのです。ただし、養父母や会社への報告が済むまでは、他言無用であることを伝えておきましょう。
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時間差を空けずに養父母!
妊娠報告は、周囲に喜んでもらえる「おめでたい報告」です。それでも、妊娠した女性が妊娠報告の順番やタイミングにこだわるのは、「万が一のアクシデントが心配」だからでしょう。産院の診察で妊娠確定を受けるのは、3ヶ月前後が一般的。確定後にご主人と実父母への報告を済ませたなら、5ヶ月目までには、養父母への報告を済ませると良いかもしれません。
ポイントは実父母への報告とできるだけ時間差を空けないことです。もしくは、時間差が無いように「見せかける」こと。ただし、しきたりや礼儀にこだわる養父母の場合は、実父母への報告と同時が無難です。人生の節目で「後回しにされた」という思いが、今後の関係性に影響しかねません。礼儀としては、直接会って報告するのが理想的ですが遠方の場合は、ご主人に電話で報告してもらうのも良いですね。
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肉親以外への報告なら安定期!
嬉しい報告なら「今すぐにでもしたい!」ですよね。特に、待ちわびた妊娠が確定した女性ならなおさらでしょう。でも、妊娠初期に悲しいトラブルがつきものなのは周知の事実です。万が一の場合、周囲の期待や関心が大きいほど大きな負担となって返ってきます。
最近ではSNSの普及にともなって数人に報告しただけで、あっという間に広まってしまうことも…。会社や友人など肉親以外への報告なら、安定期を選んだ方が無難といえるでしょう。また、相手の立場に合わせた配慮も必要です。戦力ダウンになってしまう会社や、不妊に悩んでいる友人への報告には、冷静さと事務的な「お知らせ」が鉄則。ハッピーオーラの出しすぎは禁物です!
おめでたい報告とはいえ、その順番とタイミングが難しい「妊娠報告」。サポートして欲しい実父母や、礼儀を守りたい養父母への報告には、時間差を空けないのがポイントです。また、肉親以外の人への報告なら、安定期を待つのが無難。周りへの気遣いも忘れずに冷静に対処すれば、周囲の人にも喜んでもらえる「妊娠報告」になりますよ。(TEXT:津田 玲)