吸わない人も要注意!喫煙の影響って?#禁煙週間②

2018/05/31 12:00
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5月31日~6月6日は、禁煙週間です。この記事では、助産師 REIKOが妊娠中の喫煙について解説しています。
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喫煙のイメージ

 

こんにちは! 助産師のREIKOです。5月31日~6月6日は「禁煙週間」。今年のテーマは「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達をまもろう~」です。そこで今回は、喫煙による影響についてお話ししたいと思います。

 

喫煙による健康への影響

喫煙によって、がんや脳卒中、心筋梗塞などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸疾患にかかるリスクが高まります。そのほか、歯周病の原因と関連があるという報告もあり、さまざまな影響が指摘されています。

 

また、近年問題となっているのが、「受動喫煙」です。受動喫煙とは、健康増進法 25 条で「室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう」と定義されています。受動喫煙によっても、がんや脳卒中などのリスクが高くなるということが明らかになってきているため、受動喫煙への対策もすすんできています。

 

妊娠中も喫煙しているという人はどのくらいいる?

厚生労働省がおこなった「平成22年度乳幼児身体発育調査」によると、妊娠中の母親の喫煙の状況は、「吸う」と回答した人が全体の5.0%でした。年齢別の調査では「喫煙あり」と回答した人は、15~19歳が14.3%、20~24歳が9.7%、25~29歳が4.2%、30~34歳が3.9%、35~39歳が5.4%、40~46歳が6.0%でした。

 

また、母親は喫煙していないが、父親あるいは同居者が喫煙していると回答した人は24.3%。母親が喫煙しており、父親あるいは同居者は喫煙していないと回答した人が30.3%、母親が喫煙しており、父親あるいは同居者も喫煙していると回答している人が68.7%という結果でした。


妊娠中の喫煙の影響は?

妊娠を機にたばこをやめたという方もいらっしゃるかもしれません。やはり、妊娠中の喫煙は母子に影響を及ぼします。もちろん受動喫煙の場合も同様です。

 

妊娠中の喫煙は、流・早産の増加、前置胎盤や常位胎盤早期剥離などのリスクが高まるということが明らかになっています。また、おなかの中の赤ちゃんには低出生体重児や口唇・口蓋裂、先天性心疾患などの関連も指摘されています。

 

そのほか、帝王切開になった場合、合併症のリスクが高まり、術後に痰が増えるということもあります。これらのことを踏まえて、私が働いていた病院でも喫煙歴のあるママやそのご家族に対しては、禁煙を進めていましたよ。

 


2006年より、一定の条件を満たせば健康保険をつかって禁煙治療ができるようになり、薬物療法も普及してきました。しかし、妊婦さんへの禁煙治療や指導に関する指針は明確になっていないというのが現状です。なかなか禁煙のきっかけがつかめないという方は、この禁煙週間を機に行動してみるのもよいかもしれませんね。


医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※参考:厚生労働省「平成22年 度乳幼児身体発育調査」〈 http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf


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