夏と冬とでは必要なものが異なる
皆さんは防災用品にどんなものを入れていますか?食料や日用品など、災害時でも最低限の生活ができるよう備えている方が多いのではないでしょうか。
それにプラスして備えてほしいのが季節用品です。夏は最高記録が毎年のように更新されるほど、暑くなることが増えましたよね。
令和元年房総半島台風で被災したときは、停電や断水になり、スーパーの棚からペットボトル飲料がごっそりなくなりました。災害時は冷房が使えなくなることもあるので、ハンディファンやネックリング、各々に水分が取れるよう500mlのペットボトル飲料など、熱中症対策になるものを備えています。
残暑が長引く昨今、非常用袋にはまだまだ暑さ対策グッズは入れておいたほうがよさそうです。
一方冬は、体を温められるカイロや防寒シートの他に、保温効果のある水筒を入れておくのがおすすめです。これは東日本大震災の時に寒冷地で被災した方から、温かい飲み物や食べ物をちょっと口にできるだけで心がホッとしたと聞き、防災グッズに追加して常備するようになりました。
見直すタイミングを決めておく
季節によって備えるものが変わるため、定期的な見直しが必要となります。私は暑くなり始める5月と、寒さが本格化する前の10月に、防災用品の見直しをしています。
家中の全ての防災用品を一度に見直すのは大変なので、「今日は防災バッグ、次は食品ストック」と、ジャンルごとに少しずつ見直しながら衣替えをしています。
うっかり忘れてしまいそうという方は、カレンダーに書いたりスマホのリマインド機能を活用したりしてみてください。
地域によってプラスアルファを備える
地域によって起きる災害はさまざま。例えば、雪が降る地域なら、大雪による災害が起きるかもしれません。海に近い地域では、水害や突風による被害が発生しやすくなります。
私は関東在住なのですが、都心での降雪予報が出ると同時に雪かき用スコップが売り切れるほど、予報が出てからでは備えが間に合わなくなることも。
オフシーズン中に、何を備えておいたらいいのか見直しをしたり、雪かき用スコップのようにかさばるものはコンパクトに収納できるものを探したりして、住んでいる地域に合わせて、平時から備えておきたいですね。