地震などの災害に備えて、防災グッズの準備はしていますか?今日は防災用品点検の日。赤ちゃんがいる家庭では、懐中電灯やラジオといった必需品のほかに、赤ちゃんのための防災グッズも必要となります。どんなものをどれくらい用意しておけばいいのでしょうか。
最低3日分の生活用品を用意しておこう
地震などが起きて避難所生活になった場合に持って行く「非常用持ち出し袋」には、援助がくるまでの間に不自由がないように、最低3日分の生活用品を用意しておくといいといわれています。では、赤ちゃんはなにが必要になるのでしょうか。
赤ちゃんに必要なものリスト
生活用品
□おむつ……20枚くらい。圧縮袋に入れておくとかさばりません
□おしりふき……おむつ替えだけでなく、手や口を拭く際にも使えます
□ミルク……キューブやスティックタイプが作りやすいです
□哺乳瓶……消毒のいらない使い捨てタイプがおすすめ
□衣料品……季節ごとに入れ替えて。秋冬は羽織りものが必須です
□タオル……大きめのバスタオルがあると、おくるみや布団としても使えます
□離乳食……温めなくていい市販品を。アレルギーがある場合は多めに用意して
□おやつ……ビスケットやせんべいなど日持ちするものを
□スプーン……ヨーグルトなどについてくる使い捨てスプーンでOK
お役立ちグッズ
□ビニール袋……いざというときは簡易おむつにもなります
□授乳ケープ……避難所などで授乳をするときに助かります
□おもちゃ……音の出ないものを。お気に入りのおもちゃがあると赤ちゃんが安心します
□ホイッスル……閉じ込められてしまったとき、居場所を伝えるのに役立ちます
□携帯用カイロ……体だけでなく、ミルクを温めることができます
両手が空くようにリュックサックに入れて
赤ちゃんは成長とともに、おむつや洋服のサイズが変わるので、成長に合わせて非常用持ち出し袋の中身もこまめに入れ替えて。非常用持ち出し袋にはいろいろなタイプがありますが、赤ちゃんがいる人はリュックサックがおすすめ。災害時は赤ちゃんを抱っこして避難することになるので、荷物を背負えば両手が空いて赤ちゃんを守りやすくなります。
なお地震が起きたときは、赤ちゃんをベビーカーに乗せて避難するのはNG。がれきなどでベビーカーでは通れないことがあるからです。抱っこひもやスリングでしっかり前に抱きましょう。
いつ起こるかわからない災害。いざというときにあわてないように準備しておきましょう。(TEXT:妹尾香雪)