韓国ドラマ『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』見どころ
突然、高麗時代に!ヘ・スとして生きた女性の物語
© 2016 Universal Studios, Barami bunda. Inc., and YG Entertainment Inc.
現代に生きる美容部員のコ・ハジンが、あるきっかけから池で溺れてしまい高麗時代に生きるへ・スとして目覚めるところから始まるこの作品。
タイムスリップをテーマにした作品でよくある「現代に戻るために頑張る」という展開ではなく、ヘ・スとして高麗時代で生きていく姿をメインに描いているため、正統派の時代劇と同じような気持ちで見ることができます。
歴史として高麗時代の行く末を知っており「この先に起こる悲劇をどうにか防げないか」と悩み続けるヘ・ス。
その上、次々と困難が襲い掛かる展開は見ていて胸が痛くなるほど。
そんな中で自分が愛する人達を守るために、必死で運命に立ち向かうへ・スを人気歌手であり女優のIUが見事に演じています。
原題は『달의 연인 – 보보경심 려(月の恋人 歩歩驚心 麗)』
© 2016 Universal Studios, Barami bunda. Inc., and YG Entertainment Inc.
日本版のタイトルやポスターを見ると、イケメンパラダイス的なコメディを想像しがちですが、実際には運命に翻弄されながら必死に生きる女性を描いた泣けるラブロマンスです。
私も後半は毎回号泣……。
見終わった後も余韻が残り、しばらく「麗ロス」状態でした。作品の世界にどっぷりハマって泣きたい方にはかなりオススメです!
イ・ジュンギの魅力炸裂!孤高の皇子ワン・ソ
© 2016 Universal Studios, Barami bunda. Inc., and YG Entertainment Inc.
この作品の見どころの一つは、何といってもイ・ジュンギが演じる第四皇子ワン・ソ。
個人的には「一番のハマり役」としてオススメしたいほど、イ・ジュンギの魅力が光っています。顔の傷のせいで母親である皇后に疎まれ、皇子としても認められず孤独の中で生きてきたワン・ソ。
まるで野生の狼のようなワン・ソが、ヘ・スとの出会いにより人間味を取り戻していく過程を繊細な表情の演技で見事に表現しています。
ストレートな告白は毎回キュンキュンの連続!
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権力争いに立ち向かう厳しい表情と、ヘ・スだけに見せる優しい笑顔のギャップにもときめきます。最後のセリフまで、ワン・ソを完璧に演じたイ・ジュンギにぜひ注目していただきたいです。
まるで別人⁈カン・ハヌルの演技力
© 2016 Universal Studios, Barami bunda. Inc., and YG Entertainment Inc.
8人の皇子の中で、ワン・ソの次に注目したいのが第8皇子ワン・ウク。ヘ・スの親戚の夫であり、後に特別な存在となっていく重要な役です。
このワン・ウクを演じるカン・ハヌルがとにかくカッコいい!
私自身、別の作品に出演していたカン・ハヌルを見て「え、同じ人なの⁈」と二度見してしまったほど…この作品では美しい皇子を演じています。
高麗時代に来たばかりで戸惑うへ・スを、優しく見守り支えるワン・ウク。
ストーリーが進む中で、へ・スとの関係や兄弟間の立ち位置も変わっていくのですがその都度、別の顔を見せるカン・ハヌルの演技は圧巻です。
美しさだけでなく演技力も兼ね備えた、カン・ハヌルの魅力をぜひ堪能して下さい!
韓国ドラマ『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』と合わせてチェックしてほしい韓国ドラマ
韓国ドラマ『奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜』
実在人物をモデルにした創作脚本の韓国ドラマ時代劇です。
最終回(51話)待たずに涙腺枯れた!最終回は作品総仕上げの鳥肌モンの展開
「奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜」は全51話でコマーシャル無しで1話約60分弱と韓国ドラマらしく長いですが、テンポよく話が進んでいくので、飽きることはないです。
母と父を殺されたハ・ジウォン演じるヤン/スンニャンの父子愛が泣ける。
チ・チャンウク演じる元皇帝の決意と、民や兵を愛するチュ・ジンモ演じる高麗王の立ち振る舞いに鳥肌が立ちます。
そして「ヴィンチェンツォ」や「無法弁護士」のような、万事休すからの起死回生劇の繰り返しに目が離せないところが面白い!
ただ、最終回(51話)は「え~なんでそんな展開に!?」「えっタルタル将軍のラストはそれでいいの?」などなど、もっと続きがみたいというか、エンディングが来ない水戸黄門みたいにずっと続いてほしいと願った作品でした。
この面白さは、韓国ドラマ「愛の不時着」や「ウォッチャー 不正捜査官たちの真実」を手掛けたスタジオドラゴン制作作品かと思いましたが違いました。
韓国ドラマ『アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~』
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全16話で最高視聴率12%。平均視聴率9.2%。
開始早々からイ・ジュンギ演じるキム・ヒウ検事が、政治家の用心棒に殺されてしまいますが、生き返ってリベンジする展開!
サントラとしてホルスト作曲「木星」がちょこちょこ流れるシーンは哀愁漂うヒューマンドラマ感もあります。
生き返ってのリベンジマッチなので、ハラハラドキドキのドンデン返しの展開というよりも過去の反省を踏まえながら強大な権力を持つ政治家と戦うので痛快な作品ともいえます。
アクションシーン多めのイ・ジュンギ主演の韓国ドラマ『無法弁護士〜最高のパートナー』は弁護士役でしたが、その検事版という楽しみ方もできます。