親同士の面識がないのに、お泊まりってアリ!?
最近よくわが家へ遊びに来る、10歳の息子と同学年のお友だち、AくんとBくん。楽しそうに3人で遊んでおり、微笑ましく思っていました。そんなある日、AくんとBくんが「息子くんの家に、来月お泊まりしようってなったんだけどいい?」と言ってきました。それだけ息子と仲良くしてくれているのはとてもうれしかったのですが、私はAくんとBくんのご両親のことをまったく知りません。
そこで私の連絡先を書いたメモを2人に預け「パパとママは良いって言っているのかどうか、今度聞いてきて?」と頼むと、翌日遊びに来た際、「パパとママ、良いって!」とAくんもBくんも言ってきました。「会ったこともないのに、いいんだ……」「結局、メモの返信も連絡もないし……」と私はちょっとビックリ。とはいえ、さすがに見ず知らずの方の子どもを預かることに気が引け、保護者と直接連絡が取れないことにリスクを感じた私は、「そういえば、お布団ないからちょっと難しいかな、ごめんね……」といったん断りました。
息子はもちろん、AくんもBくんも残念そうな顔をしたので、気持ちを切り替えてもらうために、私は「今度ゲーム大会しよう!」と提案。「楽しそう!」「いいねいいね!」と子どもたちもうれしそうに納得。ゲーム大会の提案によって事なきを得たのでした。
後日、別のママ友からAくんママとBくんママの連絡先を聞き、連絡をとってみることに。すると、2人ともお泊まりの話を子どもから聞いていないことが判明! ママに「ダメだ」と言われないために、AくんもBくんも黙っていたようです。告げ口してしまったようで少し気が引けてしまいましたが、あのままお泊まり会を開催しなくてよかったと、私はホッとしました。
AくんママとBくんママから謝罪が入り、そのあと子どもたちが遊びに来るときはお礼の言葉もくれるように。子どもたちには悪いことしたな……と思ったのですが、やはり保護者と連絡が取れない子どもを預かるリスクは負えないと感じた出来事です。
著者:佐野千佳/30代女性・パート。8歳の息子と、4歳の娘を育てながら、週5パートに出るワーママ。自分のしたいことも楽しむアクティブ系の30代女子。真面目でやさしく研究熱心な息子と、ポジティブで明るくひょうきんな娘に癒やされる日々を送る。
イラスト:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています