「騙されたのは私だけじゃなかった」不倫相手と義家族の間に隠された真実 #夫と義家族に無視される 29

あるとき、義父母の会話を立ち聞きしてしまい、夫の不倫相手の妊娠や、ノリコさんをぞんざいに扱って追い出そうとしている作戦を知り、ノリコさんは悲しみ傷ついたフリをしながら、見守りカメラを家の各所に設置して、離婚が有利になる証拠を集めます。

すると、ノリコさん不在時に、不倫相手・アサヨを家に招いていることが発覚！ 見守りカメラ越しにアサヨから誘われ、後日会うことに。

 

アサヨは「義父母に仕返しがしたくて夫に近づいた」と告白したのです。

15年前、アサヨは当時小学6年生。不況のあおりに耐え忍んでなんとか続いている町工場を営む、両親と幸せに暮らしていましたが、若き日の義父に騙され廃業。両親は離婚し母と2人、遠い地で暮らすことに。

 

その後の生活は苦労の連続で、肩身の狭い思いをしながら暮らすアサヨ。あるとき父は事故で、母も病気で亡くなります。

アサヨは母の遺品から遺書を見つけ、父の死に叔父が関わっていたことを知ります。手紙には、父の事故について警察に事件性を訴えるものの覆すことができず悔しかったこと、アサヨには深入りしてほしくないことが書いてあったそうですが……？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アサヨは母からの手紙の通り、一度は仕返ししたい気持ちを忘れ、幸せになろうとしたそうです。
しかしながら、父の死後に仲良くなった親友・カスミが、ノリコさんの夫に騙されたことで、再びほの暗い気持ちを抑えきれなくなったと言います。

 

 

アサヨのおなかに宿る子の父親が、ノリコさんの夫ではないということが判明しました。この話を聞いて、ノリコさんも少しホッと安心した気持ちになれたのではないでしょうか。

アサヨの人生にどこまでも因縁がある義家族。
悪縁というのは、どうやっても切れないものなのでしょうか。アサヨとノリコさんにまとわりつく悪縁が切れることを願うばかりです。