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産休育休中に資格を取るならコレ!お金の基礎知識が身につくFP3級

この記事では、ファイナンシャルプランナーの大野先生が子育て世代におすすめの資格「FP3級」についてお話しします。ファイナンシャルプランナー3級の試験内容とそれを学ぶことでのメリットをお伝えします。

ファイナンシャルプランナー資格取得のイメージ

 

子育て世帯に限らず、お金の基礎知識を身につけたい人は少なくないと思います。家計に関わる知識を総合的に学ぶにはファイナンシャルプランナー資格の入門編である「ファイナンシャル・プランニング技能検定3級」(以下、FP技能検定3級と表記)をおすすめします。

 

FP技能検定3級の資格のみでファイナンシャルプランナーの仕事をすることはなかなか難しいですが、家計に関わるお金の基礎知識を理解するには十分な内容ですので、簡単な内容についてお伝えしましょう。

 

ファイナンシャル・プランニングに関わる6科目が試験の対象

家計に関わる分野を総合的に学習するのがファイナンシャル・プランニング試験の特長です。 科目は以下の6つとなります。

 

①ライフプランニングと資金計画(ライフプランの作成、社会保険、住宅ローンなど)

②リスク管理(生命保険、損害保険など)

③金融資産運用(預貯金、株式、投資信託、外貨など)

④タックスプランニング(年末調整・確定申告など)

⑤不動産(不動産の売買、登記など)

⑥相続・事業承継(遺言、相続税、贈与税など)

 

税金は税理士、不動産は宅建士、法律は弁護士や司法書士などの専門資格がありますが、家計を中心として総合的に学習するのがファイナンシャル・プランニング技能検定の特長です。試験の主催団体は“NPO法人日本FP協会”と、“一般社団法人金融財政事情研究会”の2つがありますが、いずれも上記6科目につき二択または三択のマークシート試験となります。なお、学科と実技の2種類の試験があり、いずれも6割以上の得点で合格となります。

 

生活に関わるお金の知識がいろいろ学べる

上記の科目のあとに括弧書きで主な学習内容を記しましたが、ふだんから関わる社会保険や年末調整、大きな買い物である不動産や生命保険、低金利の預貯金に代わる預け先としての株式・投資信託・外貨など、いろいろな分野の基礎知識が学べます。

 

カルチャーセンターでFP技能検定3級の対策講座をおこなうと、参加される方の8割は20代~40代の女性です。このことからもご自身や家計に対する知識を身につけたい女性が多いことがうかがえます。

 

試験合格を目標とすると覚える効率がよくなることも

仕事に関係ない場合には勉強してもなかなか知識が身につかない人もいらっしゃると思います。そのため、試験の合格を目標にすることで覚える効率がよくなることもあるので、試験を目標に学習することも一つの方法です。

 

FP技能検定3級の試験は1月、5月、9月の年3回おこなっていますので、ご自身のタイミングで受験をすることも考えてみてください。学習時間は今までの経験や知識、学習方法によって異なりますが、どの科目も基礎知識のない人で参考書や問題集で自習する場合では、合計で60~120時間程度を目安とするといいでしょう。

 

 

お金に関する知識はFP技能検定でなくても学べますが、多くの分野を一度にまとめて学べるのがFP技能検定の特長です。FP技能検定3級ですべてのことが学べるわけではありませんが、生活に必要なお金の基礎知識は得られると思います。知らずに損することが増えているような時代ですので、お金の知識の獲得のためにも興味のある人はできることから勉強してみるといいでしょう。


1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等、多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。

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