「つらすぎる…」ろれつも回らず娘を認識できない父にショック #預金資産ゼロの父が倒れた話 148
「預金資産ゼロの父が倒れた話」第148話。2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。
エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。紆余曲折の果て、別の病院に移るも精神不安定で暴れるようになり、鎮静剤を打たねばならない状況に……。車椅子にベルトで固定されながら病棟の廊下を放浪しているお父さんの姿を見て、ショックを受けるエェコさん。さらに数日後、お父さんの実家の家財処分を進め、残ったのは段ボール箱2つ。切ない気持ちになりました。
その後、固形食を受け付けなくなったお父さんは半流動食へと移行し、再びリハビリ院に戻ることに。リハビリ院では紙おむつをズラして服を濡らしてしまうようになり、これまで週1だった洗濯交換が週3に増加。4回目の呼び出しがきて、エェコさんの体力・時間・精神は限界到達。出費を覚悟で洗濯業者に頼むことにしたのでした。自分でできることが皆無になり罪悪感の波に襲われたエェコさん。心苦しい中、半月が過ぎてお父さんの容態を聞きに行くと、暴言は収まった様子。ただ、すぐトイレに行きたがるほか、注意散漫で半流動食すらほぼ食べず、マスクの下でよだれが止まらないのだとか。さらに、点滴が必要なほど血圧が低下したり、リハビリができなかったりする日もあり、要介護度も上がりそうな予感大。悪くなる気しかしなかったエェコさんでしたが、1カ月後、自転車で家から30分の場所にある介護施設が受け入れOKの表明を出してくれ、泣くほど感謝したのでした。
父の施設入居に際しておこなわれる面談にて、久々に顔を合わせたお父さんは、ボサボサの髪にひげ面。おまけにガリガリに痩せていて別人のようでした。思いもしなかった姿にエェコさんは絶句。石のように固まってしまったのです。
困惑している…
父は、突然大勢集まる場に連れてこられて困惑している様子。状況を理解できないまま、ろれつの回らない舌で「いいようにしてくれ」と、ひと言を残して退出していきました。
何も話せなかった私は、ショックで涙をこらえるのが精いっぱい。娘だと認識できていたのかどうか……。何カ月も顔を見られなかった分、衝撃は大きく、つらすぎる事実を突きつけられた気持ちでした。
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お父さんと一緒にいられたのは10分ほど。エェコさんはその間、やつれたその姿がショック過ぎてひと言も話せなかったと言います。想像するだけでつらいものです。以前は緊急事態宣言で面会謝絶のため会えなかった分、久しぶりの面会時では落差を余計に大きく感じてしまいますよね。
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