亮太さんは、和馬君にも自分の思いを伝えることを決心しますが……?
両親の離婚に対する子どもの反応は
ふと、お風呂上りに、和馬君が体を痒がっていることに気づいた亮太さん。
「皮膚科の薬は?」と尋ねますが、和馬君の話によれば、そもそも通院すらできていないとのこと。
黙って家を出たため、スマホには麻耶さんからのメッセージが大量に届いていますが、子どもに興味や関心がない麻耶さんには、これ以上説明する必要はありません。
電源を切り、亮太さんは和馬君の目を見ながらしっかりと、離婚を考えていることを伝えるのでした。
以前、亮太さんが妻へのストレスで、帰宅困難になったときのことを引き合いに出し「また家庭放棄か。」と辛らつな言葉を浴びせる麻耶さん。
しかし、子どもの体調すら心配できない麻耶さんに、そんなことを言われる筋合いはありませんよね。
家庭を蔑ろにし、育児を放棄しているのはむしろ麻耶さんのほうです。
幼いころは必死で両親の離婚を止めた和馬君ですが、自分の意見をしっかりと持てるようになった今、あのときとは考え方も変わってきているはず。
どんな選択をしたとしても、亮太さんと和馬君にとって最良の道を歩んでいけるといいですよね。