8月生まれの男の子3,930名の名前から、「~ろう」「~た」「~すけ」といったよみで終わる名前「クラシックネーム」よみランキングを紹介します。
1位 そうた
「クラシックネーム」よみランキング首位に輝いたのは「そうた」。2022年の年間よみランキングでは9位、2023年は6位にランクインしており、名付けでは「蒼大」「颯太」「奏汰」「蒼太」などが人気。
さわやかさを感じる「そう」というよみに「た」という止め字を組み合わせることで、さわやかさと頼もしさを感じる名前です。
2位 ひなた
2位にランクインしたのは「ひなた」。2022年の年間よみランキングでは7位、2023年は9位にランクインしており、近年安定して上位にランクインしています。名付けでは「陽翔」「暖」「陽向」「陽」など、「陽」を用いた名前が人気。
「陽」を用いた名前は、太陽を連想させる「お日様ネーム」で、明るさやあたたかさを感じさせます。輝く陽射しを思わせるよみで、夏生まれにぴったりの名前です。
3位 かなた
「かなた」は3位にランクイン。2022年の年間よみランキングでは27位、2023年は25位にランクインしていました。名付けでは「奏汰」「奏太」「奏多」など、「奏」を用いた名前が多数名付けられました。
「奏」には、音や声をそろえて奏でるという意味があり、調和や芸術性を連想させる名前です。
4位 そうすけ
4位にランクインしたのは「そうすけ」。2022年の年間よみランキングでは23位、2023年は27位にランクインしていました。「湊介」「颯介」「颯佑」といった漢字が用いられています。
「すけ」で終わる名前は、古風で洗練された印象を与えます。ジブリ映画「崖の上のポニョ」に登場する「そうすけ」という男の子を連想する人も多いかもしれません。やさしくて堅実な少年のイメージを思い起こさせます。
5位 ゆうしん
「ゆうしん」は5位にランクインしました。名付けでは、「悠真」「優真」「優心」といった漢字が用いられています。
よみに「ん」が入った「撥音ネーム」でもあり、リズムよく元気な男の子をイメージさせます。「ゆう」というよみに多く用いられる漢字「悠」は遥か遠くのんびりしている様子を表し、「優」は人よりも優れている人を意味します。
また、「真」は、嘘や欠け目がなく充実している様子を表すことから、壮大な印象を受ける名前です。
6位 こうた ※同率
6位にランクインした「こうた」は、2022年の年間よみランキングでは59位、2023年は61位にランクインしていました。名付けでは、「航大」「航太」「煌大」といった漢字が用いられています。
船が勢いよく進む様子を表す「航」という漢字が多く用いられました。「航」は8月は漢字ランキング78位にランクイン。海にまつわる漢字を用いた名前「マリンネーム」が増加していました。
6位 えいしん ※同率
同じく6位にランクインしたのは「えいしん」。名付けでは、「瑛心」「永真」などの漢字が用いられました。
「瑛」は、水晶などの透明な玉の光を意味し、美しい心のもち主になりますようにという願いを感じます。また、「永」はどこまでも続くさまを意味し、壮大な印象を受ける名前です。「しん」という音には、「心」「真」という漢字が用いられることが多く、真面目さや誠実さを感じます。
6位 あらた ※同率
「あらた」も同率6位にランクイン。2022年の年間よみランキングでは76位、2023年は74位にランクインしていました。名付けでは、「新」「新大」「新太」など「新」という漢字が多く用いられています。
「物事の始まり」「最初」を表す「新」は、新鮮で生命力に溢れているイメージを受けます。「新しいことに挑戦する、開拓精神あふれる子に育ってほしい」「エネルギッシュで、希望ある未来を切り開ける子になりますように」といった親御さんの想いを感じます。
9位 こたろう ※同率
9位にランクインした「こたろう」は、2022年の年間よみランキングでは49位、2023年は85位にランクインしていました。名付けでは、「琥太郎」「虎太郎」「琥太朗」いうように「虎」を用いた名前が多く使われました。
「虎」は勇敢さと力強さのシンボルとされています。この字は、しなやかでたくましい子どもに育ってほしいという願いから、男の子の名前によく用いられます。「~たろう」というよみは、古風で日本的な印象の強い名前です。
9位 こうすけ ※同率
同じく9位にランクインした「こうすけ」。名付けでは「光佑」「康介」「幸佑」「晃佑」といった漢字が人気です。
「こう」という発音は、クリアで力強い特徴を持っています。「すけ」と合わせることで、賢明で洗練された印象を与えることができます。
9位 うた ※同率
「二音ネーム」でもある「うた」が、同率9位にランクイン。「詩」「羽汰」「羽泰」「詩太」など名付けられました。
「うた」というよみは、性差を感じさせない「ジェンダーレスネーム」でもあります。感動をリズムにのせて表現するという意味のある「詩」。豊かな感性を美しい言葉で表現できるよう、願いが込められているのかもしれません。
◇8月に男の子の名付けで人気だった「クラシックネーム」では、「そうた」「ひなた」「かなた」「こうた」「あらた」など、力強く男らしい印象の「た止めネーム」が多数ランクインしました。古風でクラシックな響きを持ちつつ、現代的な漢字を用いたハイブリッドな名前がトレンドとなっているようです。ぜひ参考にしてみてくださいね!
photo:@aoiro.suisuiさん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年8月1日(木)〜2024年8月25日(日)
回答件数:男の子:3,930件