マツコの知らない世界で紹介された富士そば「カレーかつ丼」
東京都内を中心に首都圏に展開している『名代富士そば』。ちなみに『名代』は『なだい』と読むそうです(最近まで『めいだい』と読んでいました)。
駅前などの立地のよいところにあるため、たまに行きますが「カレーかつ丼(税込680円)」の存在は知りませんでした。
なんと10年以上前からあるメニューのようです。
カツカレーは鉄板ですが、かつ丼とカレーを合わせるなんて、なんとも背徳的。
一条もんこさんは「美味しいものが組み合わさっているので、美味しさのかたまりでしかない」と絶賛していて、ご自身のカレー教室でも再現しているそうですよ。
ただし、一部の店舗でのみの提供のため、事前に公式サイトで確認してから訪れてくださいね。
かけ又はもりセットで960円(税込)にもできますが、今回は単品で注文しました。
食券を店員さんに渡したら、席について呼ばれるのを待ちましょう。
【実食】かつ丼とカレーのマッチ度120%
カウンターで受け取った瞬間、そのビジュアルに目を奪われました!とろとろ卵ののった、かつがドーンと真ん中に鎮座し、周りにカレーが広がっています。
かつがあるので、具は控えめだろうという予想を裏切って、カレーは具だくさん。お肉も入っていました。
カレーは長時間煮込まれたようなコクに、そば屋らしい出汁の風味もほんのり。単体でもとびっきり美味しい和風カレーです。
辛みはほとんどなく甘みもあるため、子どもでも食べやすいでしょう。
半熟卵をまとったかつは、やわらかくてジューシー。衣が甘めのつゆをたっぷり吸いこんでいます。
なんだこれ!?うまいぞ!
カレーのスパイスとかつ丼の甘辛い味が互いを引き立て、食べ応えがありながらも飽きのこないバランスの良い味わいです。
実は、カレーとかつ丼が合わさったら重たすぎるのでは?とちょっぴり不安でした。
しかしスパイスのおかげか、不思議とかつの脂っぽさも気にならず、満足感がありながらもどんどん食べ進められます。
最初は迷いながら箸とスプーンの両方で食べていましたが、後半はスプーンオンリーでぱくぱく。
カレーとかつ丼の味がケンカしちゃうんじゃ……?という心配も無用です。
主張の強い2つのメニューがうまく調和し、まさにハイブリッドの美味しさ。カツカレーと同じくらい、いやそれ以上に普及してもいいレベルです。
ボリュームがあって、一皿で大満足の逸品でした。
気になるカロリーを公式サイトで調べると……2022年が最終更新で「調査中」の文言が。世の中には知らなくて良いこともあります。気にせずに食べましょう(笑)。
箸休めにありがたいお味噌汁
番組では「めんつゆ風のスープが一緒についてくる」と紹介されていましたが、私の行った店舗ではお味噌汁がついてきました。
これがよい箸休め。
おまけ程度のネギではなく、シャキシャキしたネギが入っていました。
これもそば屋さんらしいですね。お味噌汁の風味がカレーとかつの味わいを一層引き立て、最後まで美味しく食べられますよ。
そばを食べたいときにしか行ったことがなかった富士そば。これからはカレーかつ丼を食べに行くことになりそうです。
東京観光ついでにカレーかつ丼
富士そばのカレーかつ丼はまさに絶品の美味しさ!そばだけでなく、これを目当てに訪れたくなる忘れられない味です。
まだ食べたことのない方、富士そばが近くにない方は、カレーかつ丼をめがけて行ってみてくださいね。