さらに、夫の発言にも衝撃を受けて――!?
頭が真っ白になった夫の発言
4歳になる息子がずっと行きたがっていた、プール付きのホテルへ! 普段あまり息子と遊ぶ時間がない夫も、今回ばかりはわが子と目一杯遊ぶぞと張り切っていました。
夫と息子は男性更衣室へ、私は女性更衣室へ入りました。そう、このときまではよかったのです。この後、私が着替え終わり更衣室から出ると、なぜか息子の姿はなく夫が一人。あたりを見回しても、息子の姿が見当たらず……。
夫にわが子はどこかと聞きました。すると……。
「Aくん(息子)はプールに行くの我慢できなかったみたいだから先に行かせたよ。俺はママを待っていないといけないと思って、ここで待っていたんだけど」と平然とした顔で答えられたときは、一瞬頭が真っ白になりました。
見慣れたラッシュガードを着用した息子を発見!
とにかく今はわが子を探すのが第一! 2人でプールの隅々を探して回りましたが、まったく見つかりません。途方に暮れていたそのとき、「あっ」という夫の声が! 急いで駆け寄ると、見慣れたラッシュガードを着用した息子がプールの中に沈んでいるではありませんか!
慌てて夫が水の中から助けましたが、息子は意識がぼんやりしている状態。プールサイドに寝かせる間も夫婦でずっと名前を呼んで声をかけていたところ、すぐに「はっ」と目覚めてくれました。そのとき、とても安堵したとともに何度「ごめんね」と言ったことかわかりません。
夫のありえない発言から私が後悔したこと
念のため、救護センターでも診てもらい、わが子の無事を確認し安心したも束の間、ここで夫から平然とした顔で「周りにたくさん人がいても、溺れているのに気付かないもんなんだねー」と言ったのです。夫の言葉を聞いて、この人を信用してわが子を預けてはならないと強く感じました。
たしかに周りには人がいましたし、監視員さんたちもいました。しかし、監視員さんたちは広いプールを巡回していて、息子が視界に入らなかったのか、水に沈んでいることには気が付いていなかったようです。けれども、反省すべきは、息子をひとりでプールに行かせた夫。私は夫のどこか他人事のような発言に衝撃を受けました。
普段あまり息子と接していないからか、伝えなくても当たり前にわかるだろうと夫に任せてしまっていると、思いもよらぬ事態が起こってしまうのだと後悔。日ごろの生活はもちろん、旅行やお出かけに行く際には事前に話し合いをおこなう必要があると感じました。
今回のことは、さすがに夫も反省はしていますが、子どもから決して目を離してはいけないということも、都度、夫には伝えていこうと思います。
※赤ちゃんは水深10cmでも溺れることがあります。赤ちゃんを海やプールで遊ばせる際は決して目を離さず、そばを離れないようにしましょう。
著者:遠野悠/妊娠糖尿病を経て出産。2019年生まれの発達グレーの男の子のママで、療育に通っている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)