僕から妻にアプローチ
結婚前の妻はきらびやかな業界で働いており、いつ会ってもメイクも服装も所作も完璧な女性でした。僕が彼女に一目惚れし、食事や水族館、映画に誘うなどアプローチをして付き合うことに。そして、交際1年ほどで彼女が実家から僕のひとり暮らしの家に引っ越して、結婚を前提に同棲することになったのです。
同棲を始めたものの…
しかし、同棲してすぐに彼女の予想外の一面を見ることに……。彼女は家事が苦手なうえ、ものを捨てられない性格だったのです! 彼女の両親は「もったいない」が口癖だったよう。そのため、彼女もものを捨てることが苦手になってしまったそうです。
家事は僕が得意だったこともあり彼女に教えながら徐々にできるようになったのですが、捨てられない性格はなかなか変わらず。家の中がみるみるものだらけになってしまい、「まさかこんな性格だったとは……。結婚は考え直したほうがいいのかも」とも思った矢先、彼女のおなかに念願だった赤ちゃんがいることがわかりました。すぐに僕たちは籍を入れて、無事に男の子を出産。
その後、彼女は子どもが生まれたことで「赤ちゃんのためにもきれいにしなくちゃ」と片付けに目覚め、今では家族3人で幸せに暮らしています。
仕事やデートで会う彼女はいつも完璧だっため、プライベートでの意外な一面を知った際はとても驚きました。一時は彼女と一緒に暮らし続けるのは難しいとも考えましたが、現在の幸せな生活を思うと、あのときに別れなくて本当によかったです。
著者:田中壮亮/30代男性・大手化学メーカーの営業職として働く会社員。妻37歳、長男6歳の3人家族です。
作画:霜月いく
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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