掲示板に書き込みをしていたのは、同じバレエ教室に通うリズ村リズでした。
リズは表面上ではシングルマザーの奏さんを懸命にサポートしつつも、内心では見下していたのです。
ふたりが知り合ってから2年後、リズは奏さんが再婚することを知り「男を作る時間はあるのね!」と憤慨。ストレスを発散するために、掲示板に奏さんの陰口を投稿します。
書き込みは日に日にエスカレート。ついにリズの自宅に、開示請求書類が届きます。
突然の通達に焦ったリズは、奏さんに電話で「実は、掲示板に色々書き込んだの、私なの」と打ち明けますが、奏さんは許してくれません。
どうにか穏便に済ませたいリズは、奏さんの自宅を訪れますが、話は平行線のまま。
逆ギレしたリズは、玄関の前で必死に声を荒らげますが「警察呼びますよ!」と追い返されてしまいます。
渋々帰ることにしましたが、居ても立ってもいられなくなったリズは、ママ友と会うことにしました。
ママ友に頼みごとをするも…?
リズは掲示板に書きこんでいたのは自分だったこと、奏さんにバレたことをママ友に暴露します。今までの経緯も話しますが、ママ友はどこか他人ごと。
リズは弁護士に相談したいから、お金を貸してくれないかとお願いするも、2人に「貸すわけないじゃん」と即答されてしまいます。
「2人とも再婚に反対してたし、私が代表して書き込んでたみたいな感じで……」と反論すると、「反対なんてしてないわよ」「話に乗ってただけだし」と、手のひらを返すような言葉しか返ってきません。
あまりにも薄情な返しに、「私たちって友だちじゃなかったんだな」と痛感したのでした。
お金の貸し借りは、たとえ親族間でもデリケートな問題。大金持ちのセレブママ友に相談したものの、バッサリと断られてしまいました。
かの有名な劇作家であるウィリアム・シェイクスピアも代表作「ハムレット」の中で、「金は借りてもならず、貸してもならない。貸せば金を失うし、友も失う。借りれば倹約が馬鹿らしくなる」と語っています。
たとえ少額でもお金の貸し借りは気をつけたほうがよさそうですね。
土井真希さんの連載は、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。