掲示板に書き込みをしていたのは、同じバレエ教室に通うリズ村リズでした。
リズは表面上ではシングルマザーの奏さんを懸命にサポートしつつも、内心では見下していました。しかし、奏さんの再婚予定を知り「男を作る時間はあるのね!」と憤慨。ストレスを発散するために、掲示板に奏さんの陰口を投稿します。
書き込みは日に日にエスカレートし、ついにリズの自宅に開示請求書類が届きます。
焦ったリズは、奏さんに電話で「実は掲示板に色々書き込んだの、私なの」と打ち明けますが、奏さんは許してくれません。
穏便に済ませたいリズは、奏さんの自宅を訪れますが、話は平行線のまま。
リズは逆ギレして玄関前で必死に声を荒らげますが「警察呼びますよ!」と追い返されてしまいます。
リズは弁護士費用を補うため、大金持ちのセレブママ友2人を呼び出し「お金を貸してもらえないかしら?」と相談しますが、あっさり断られます。
一緒に奏さんの陰口を話していた間柄だったのに、リズは手のひらを返された気分に。
友だちだと思っていたのは自分だけだったのだと、痛感したリズなのでした。
夫たちにバレたら…八方塞がりになった書き込み犯
リズは夫にバレずに弁護士費用を捻出しようと、娘の学資保険の解約、毎月の食費を節約しようと考えます。
しかしふと我に返り、その考えは家族を犠牲にするものだと気付いたのです。
リズの涙を拭いてくれる娘に「何をやっていたんだろう……」と反省。
何よりも家族が大切だったときの自分を思い出すのでした。
このころ、家事も育児も蔑ろにして掲示板の書き込みに毎日夢中になっていたリズ。自分の失敗を隠すために家族を犠牲にしようとしたことに気付き、涙を流します。
子どもは親が思っている以上に、親の声掛けや行動を見ています。だからこそ、親は子どもに恥じない言動をしていきたいですね。
土井真希さんの連載は、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。