用意するのは「袋」と「新聞紙」だけ!
一条工務店が発信している「災害発生時・緊急時の対策ガイド」から、断水で水道が止まってトイレの水が流せなくなったときに役立つ「簡易トイレ」の作り方に挑戦してみました。
もちろん、市販の簡易トイレは使いません。
用意するのは、ポリ袋と新聞紙の2つだけ!
新聞紙がない場合は、ペット用のトイレシーツやいらなくなった布などでも代用できますよ♪
「簡易トイレ」の作り方
新聞紙は、お皿状にしたものとちぎるか細く切ったものを使います。
ポリ袋はトイレの便器にかけられる、ひと回り大きいものを用意してくださいね。
作り方①便座をあげて、ポリ袋をセットする
開口部をしっかりと覆えるように、大きめの袋をかぶせましょう。わが家はちょうどいいものがなかったので、45Lのゴミ袋を使いました。
作り方②便座を下げて、便座の上からもポリ袋をかける
いったん便座を下げてから……。
もう1枚のポリ袋をしっかりとかけてください。
※今回はわかりやすいように、緑色のポリ袋を使いました。
作り方③ポリ袋の中に「2種類」の新聞紙詰めたら完成!
最初にポリ袋の中にお皿状にした新聞紙を敷きます。
そのあと細かく短冊上にちぎった新聞紙を入れます。
これで、簡易トイレのできあがり!
後はこのまま用を足すだけです。
取り替え・処分もかんたん!
今回は、水で捨て方を再現します。用を足したら……。
新聞紙がしっかり吸収してくれます!
ポリ袋の口を結んで処分しましょう。一条工務店の「災害発生時・緊急時の対策ガイド」によると、「小便なら3回、大便なら1回くらいを目安に、便座にかけたポリ袋を取り出し交換し、同じように新聞紙を入れておきましょう」とのこと。
私が東日本大震災で被災したときには、しばらくの間ゴミ回収がありませんでした。
処分まで時間がかかる場合もあるので、臭いが漏れないようふたつきのゴミ箱などに捨てるといいかもしれません。
※取り出したポリ袋は空気を抜いてしっかり縛り、普通のごみとは分け、汚物ごみとして回収できるまで保管しましょう。ごみの回収については、自治体の指示に従ってください。
ゴミ袋を捨てたら、次に用を足すときのため新たなポリ袋をセットすればOK!便器も用意できない場合は、段ボールを便器に見立てて使うと同様に用を足すことができます。
家にあるもので
今回ご紹介した簡易トイレは、突然水が出なくなったときはもちろん、予算や収納場所の問題で家族人数分の使い捨てトイレを用意するのが難しい場合にもおすすめです。
わが家は5人家族なので、簡易トイレの代わりにポリ袋をストックしています。いざというときの備えとして役立ちますので、ぜひ覚えておきましょう。
一条工務店「災害発生時・緊急時の対策ガイド」